e-4WD 【いー・よん・だぶりゅー・でぃー】
2009/02/26
e-4WD(いー・よん・だぶりゅー・でぃー)/[基本性能]
日立が開発した、モーターアシストによる4輪駆動システムのこと。エンジンとモーター、異なる2種類の動力源をもつという点ではハイブリッドであるが、時速が約30km以上になると自動的にモーターが止まり2WDに切り替わるなど、発進から低速域での駆動力不足を補うシステムという性格が強く、トヨタやホンダのハイブリッドカーとは大きく異なる。
システムはモーターなどの後輪駆動ユニット、専用ジェネレーター(発電機)、4WDコントロールユニットの3つで構成される。後輪をモーターで駆動するため、通常の4WDのようなプロペラシャフトが不要で、その分、室内を広く確保できることが利点。また、前述のプロペラシャフトなど駆動部分がないため、引きずり抵抗(フリクション)も少なく、通常の4WDと比べて燃費の面でも有利だ。さらにドライバーは後輪駆動ユニット内の電磁式クラッチを切り離すことで2WDモードを選択することもでき、その状態では+5%の燃費向上(日産試算)が実現されている。
一方、リアアクスル付近に後輪駆動ユニットを設置する必要があるため、ラゲージルームが狭くなる点が短所といえるだろう。
2002年に現行モデルであったマーチ、キューブから採用が始まり、ティーダ、ノート、ウイングロードなど、コンパクトカーを中心に採用を拡大。以前は日産のみに供給されていたが、2009年現在、マツダにも供給され、デミオやベリーサに採用されている。
システムはモーターなどの後輪駆動ユニット、専用ジェネレーター(発電機)、4WDコントロールユニットの3つで構成される。後輪をモーターで駆動するため、通常の4WDのようなプロペラシャフトが不要で、その分、室内を広く確保できることが利点。また、前述のプロペラシャフトなど駆動部分がないため、引きずり抵抗(フリクション)も少なく、通常の4WDと比べて燃費の面でも有利だ。さらにドライバーは後輪駆動ユニット内の電磁式クラッチを切り離すことで2WDモードを選択することもでき、その状態では+5%の燃費向上(日産試算)が実現されている。
一方、リアアクスル付近に後輪駆動ユニットを設置する必要があるため、ラゲージルームが狭くなる点が短所といえるだろう。
2002年に現行モデルであったマーチ、キューブから採用が始まり、ティーダ、ノート、ウイングロードなど、コンパクトカーを中心に採用を拡大。以前は日産のみに供給されていたが、2009年現在、マツダにも供給され、デミオやベリーサに採用されている。
e-4WD 【いー・よん・だぶりゅー・でぃー】/自動車なんでも用語集
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