リース(りーす)/[購入手続き]

車を買わずに借りること。リース会社に月額の使用料などを支払って車を借り受けること。一般的には税金や保険料もその使用料に含まれるため短期的な利用にも向いていて、主に企業向けのサービスが多く存在する。

その一方で個人向けの自動車リースもある。近年では残価設定ローンという名称のほうが一般的だ。これはローンと名がついてはいるが、内容は年数を定めたリースととらえることもでき、新車を数年の期限つきで借りるのが最近の主流だ。

ユーザーの支払額は、「その新車を購入する際に支払うべき総額」に「リースの手数料」を加えた金額から、あらかじめ「契約終了時の残価(見込み下取り額)」を引いた金額で決まる。これを月ごとに支払っていき、契約で定められた年数が満了したときに、ユーザーは以下の3つから選択ができる。

(1)いま乗っている車を残価を支払うことなく返却し、別の新車に乗り替えて再び残価設定ローンを組む
(2)据え置かれていた残価を支払ってその車を所有する
(3)単に車を返却する。残価を支払う必要はない

こうした残価設定ローンは専門業者のほか、新車メーカーでも取り扱われている。車を頻繁に乗り替えたい人には魅力的なシステムといえる。ただし、最終的に残価を支払って所有する場合には手数料や金利などを踏まえると割高になる可能性もある。