ラジエーター|自動車なんでも用語集

ラジエータ(らじえたー)/[エンジン]

ラジエターとは放熱器とも言われ、エンジンの冷却システムに使われる熱交換器の一つ。

放熱部のコア部、冷却水を流すホース、フィンなどで構成され、冷却水でエンジンを冷やし、温度が上昇した冷却水はコア部に送られて冷却され、再びエンジンを冷やすという工程が繰り返される。この方式は水冷式と呼ばれる。冷媒に空気などの気体を用いた空冷式も存在し、ポルシェやフォルクスワーゲンなどが採用していた。

ちなみに水冷式のラジエターにはコアの上にアッパータンク、下にロアタンクがあって冷却水が上下に流れるアップダウン式と、コア部の左右にタンクのあるサイドフロー式がある。また、ラジエターコアはほとんどが単列のもので占められているが、2列ないし3列のものも存在する。以前はフィンやホースは熱伝導が高く、軽量かつ強度が高い銅製のものが用いられていたが、最近ではアルミニウム製が多くなってきた。また、タンクは樹脂製のものが多く用いられている。