フライホイール|自動車なんでも用語集

フライホイール(フライホイール)/[エンジン]

フライホイールとは、クランクシャフトの端部に取り付けられた弾み車のこと。エンジンで発生し、クランクシャフトに伝わった回転エネルギーを蓄え、それを駆動輪へと供給するとともに慣性の力でエンジンの回転を助ける働きももつ。

ちなみにフライホイールは、アイドリングの回転ムラをエンジン回転速度の約1/40に減少させるように質量が決められるが、このフライホイールを軽量化させることで加速性の向上を狙ったチューニングがNAエンジンでは定番となっている。ただし、あまり軽量化しすぎると蓄える力が減少し、逆にトルクが細くなってしまうため、注意が必要。

また、4気筒よりも6気筒、6気筒よりも8気筒と、気筒数が多くなるほどエンジンの回転ムラが小さくなるため、フライホイールを軽くすることができる。

なお、AT車のようにトルクコンバーターが装着されている車は、それがフライホイールの役割を兼ねている。