着実なレース運びもポイント獲得には至らず
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2015/08/31
東京. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)は、KTRおよびエクセレンスインターナショナルと共にPorsche Team KTRとして参戦している2015年のスーパーGT GT300クラス第5戦(鈴鹿サーキット)の決勝において、18位でレースをフィニッシュしました。
セミウェットコンディションで行われた午前中のポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)第9戦とは異なり、完全なウェットコンディションで行われたフリー走行ではウェットタイヤを決勝用に準備したPorsche Team KTR。小雨の降る中スタートした決勝レース前半は序盤にGT500クラス車両と軽い接触があったものの順調に安定したラップタイムを刻み続け、予選からポジションを上げてGT300クラス10位を確保していた。最初のピットストップはドライバーチェンジと給油のみとし、タイヤ交換せずに2スティントを走りきり、250km経過時点で7位までポジションを上げていた。雨があがり路面がどんどん乾いていく中盤になると、スリックに履き替えた直後からコースアウトする車両が続出し、2回のセーフティカー導入が行われ、その頃からPorsche Team KTRのポジションは下がっていくことになった。ウェット用のセッティングがドライ路面とスリックタイヤの特性にマッチしなかったことに加え、レース序盤の接触がアライメントに影響を及ぼしたのか、911 GT3Rは右コーナーで強めのアンダーステアを示すようになる。それがフロントタイヤに高い負荷をかけるという結果を招き、ルーティン外のタイヤ交換を強いられることになった。
レース後半はコンスタントラップこそトップクラスには届かないものの、1回のスティントを短縮することでタイヤトラブルを防ぐよう戦略を切り替え、午後6時25分に18位のポジションでチェッカーフラッグを受けることとなった。
坂本祐也のコメント:
「ウェットコンディションでの高い戦闘力が確認できたことと、タイヤライフを残した状態で山下に繋げることができたのが今回の収穫でした。ご心配いただいた体調も問題ありませんでした。マシーンのセッティングやタイヤの仕様などやるべき点はまだまだ残されていますが、次戦のスポーツランド菅生(9月20日決勝レース)に向けて着実に進化できると思います。」
山下健太のコメント:
「最初のスティントをタイヤ無交換のまま走ることになったのは計算外でしたが、それでも上位チームと対等にバトルできましたし、個人的にもいろいろな収穫がありました。これからはタイヤの特性にマッチしたセッティングを見つけ、着実にポイント獲得目指そうと思います。」
スーパーGT GT300クラス 2015年 第5戦 鈴鹿サーキット 結果
1位 カーNo.10 GAINER TANAKA GT-R 151 Lap
2位 カーNo.7 Studie BMW Z4 151 Lap
3位 カーNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT 151 Lap
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18位 カーNo.33 Porsche Team KTR (Excellence Porsche)148 Lap