・今年6月に歴史的な電気自動車(EV)販売のマイルストーンを達成
・アライアンスの全世界EVマーケットシェアは、約5割
・今年1月から5月のアライアンスのEV累計販売台数は対前年同期比で約15%増加
・「日産リーフ」は世界で最も販売されているEVの地位を維持
・フランス・ボルドー在住のフランス人男性が25万台目となるアライアンスEV、ルノー「ゾエ」を購入


ルノー・日産アライアンスは、このほど、25万台目のEVの販売となる車体色が白のルノー「ゾエ」をフランス人エンジニアに納車しました。

アライアンスは、世界初の量販ゼロ・エミッション車である「日産リーフ」の発売から4年半経った今年6月初頭に、累計販売25万台という歴史的なマイルストーンを達成したことになります。現在、アライアンスのEVは全世界で販売されているEVの半数を占めています。中でも「日産リーフ」は、累計18万台以上を販売した最量販EVの地位を維持しています。

2015年1月から5月までのアライアンスのEV累計販売台数は、対前年同期比約15%増となる31,700台となりました。

ルノー・日産アライアンスの会長兼CEOのカルロス ゴーンは、「政府の充実したインセンティブと着実な充電インフラの普及により、EVの需要は成長し続けています。世界中のお客さまの高い満足度も需要を高める理由の1つです」と、述べました。

フランス・ボルドー在住のフランス人男性に25万台目のEVを納車

アライアンスで販売したEVの25万台目オーナーとなるコンピューターエンジニアのイヴ ニヴェルさんは、21年所有したディーゼル車を下取りに出し、ルノーのEV「ゾエ」を購入しました。ニヴェルさんは、フランス政府が設定した新しく環境にやさしい車に乗り換えるオーナーに1万ユーロの補助金を支給する環境対策奨励制度を利用してこのEVを購入しました。

「政府の奨励制度は、今回のEV購入の大きな決め手ではありますが、購入を初めて決心したのはこのクルマを運転した時です。運転が本当に楽しいですし、環境に対して自分の責任を果たすことは気持ちのいいことです」と、ニヴェルさんは述べました。

アライアンス100%EVのフルラインアップ6車種

ルノー・日産アライアンスは、100%EV6車種を持つ唯一のグローバル自動車グループです。日産は、「日産リーフ」に加え、小型商用バン「e-NV200」を、昨年度から欧州および日本で販売しています。ルノーは、「ゾエ」の他に、バンのカングー「Z.E.」、セダンの「SM3 Z.E.」、市街地用2人乗り「トゥイジー」を販売しています。

日産は、2010年12月に「日産リーフ」を発売して以来、全世界で累計185,000台のEVを販売しています。「日産リーフ」は、「ワールドカー・オブ・ザ・イヤー2011」、「欧州カー・オブ・ザ・イヤー2011」、「2011-2012日本カー・オブ・ザ・イヤー」など、数々の賞を受賞しています。「日産リーフ」は46の市場に投入されていますが、日産の最大のEV市場である米国では、発売以来、累計約8万台の「日産リーフ」を販売しました。日本では約53,500台、欧州では約41,500台の販売を実現しています。

ルノーは、2011年10月に同社で初のEV「カングーZ.E.」を発売して以来、全世界で累計65,000台のEVを販売しています。「カングーZ.E.」は、「インターナショナル・バン・オブ・ザ・イヤー2012」を受賞しました。

ルノー・日産アライアンスは、今年11月30日から12月11日までパリで開催される国連の第21回気候変動枠組条約締約国会議(COP21)のオフィシャル乗用車プロバイダーに選ばれました。アライアンスは、同会議の送迎サービス用に200台のEVを提供します。国連が、気候変動会議で、送迎用の乗用車にゼロ・エミッション車を使用するのは、初めてのことになります。

アライアンスの動画ニュースリリースおよびEVのマイルストーンに関する情報はこちらからご覧ください。
www.media.blog.alliance-renault-nissan.com/news/5472