東風日産、自社ブランド初の100%電気自動車を発売 -中国のお客さまに向けた手頃で信頼できるEV、ヴェヌーシア「e30」を発売-
カテゴリー: 日産のニュース
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2014/09/11
日産自動車株式会社の中国での合弁会社、東風汽車有限公司の乗用車部門である東風日産乗用車公司(東風日産)は、10日、同社の自主ブランドのヴェヌーシアで初となる100%電気自動車、「e30」の販売を開始しました。発売に先立ち、中国各地で行った総走行距離500万キロにおよぶパイロット走行を経て、「e30」は、中国のお客さまに、手頃なランニングコスト、信頼性、そしてワクワクをもたらすEVならではのドライビングを提供します。
なお、ヴェヌーシア「e30」の販売価格は、267,800人民元からとなります。
東風汽車有限公司(DFL)の総裁である関潤は、以下のように述べました。
「私たちは、グローバル日産が持つEVに関する先進技術と、セールス経験、ノウハウを活かし、更に、中国の市場やお客さまのニーズを入念に調査し、ヴェヌーシア「e30」の開発を進めてきました。「e30」が、中国のEV市場を未来へと導くリーダーになると信じています。更に、中国において、持続可能な社会の実現に向けた、新エネルギー車の開発がより盛んとなり、EVの利用が広く普及することを期待しています。」
「e30」は、航続距離、手頃なランニングコスト、便利な充電等において最適なバランスを実現しました。同車の消費電力は、1kmあたりわずか0.146キロワットであり、ランニングコストは、中国で販売されている同クラスのガソリン車の約7分の1となります。「e30」は、普通充電、急速充電のどちらの利用も可能です。急速充電を利用した場合、1回わずか5分の充電で約60kmの走行が可能です。また、「e30」の品質と安全は、発売に先立って、広州市、襄陽市(じょうようし)、大連市で実施したパイロットプログラムを通して、合計300台以上の「e30」が、不具合が発生することなく総計500万kmの距離を完走したことで、既に証明されています。
「地元政府や当局、公共事業ネットワーク、そして多くのステークホルダーからの支援を受けて、私たちは、より持続可能な社会の実現に向け、中国でゼロ・エミッション車の利用を拡大する準備を整えました。私たちは、『e30』が多くの中国のお客さまに選んでいただけると信じています。」と、東風日産総経理の打越晋は述べました。
「e30」は、中国政府による新エネルギー車の普及支援の一環である購置税免税の対象車両です。同車は最初に、北京、上海、広州、深セン、大連、武漢、天津、鄭州、杭州の9つの中国都市で発売する予定です。2015年には、中国全土で販売する予定です。
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