スズキ スイフト【一部改良】|ニューモデル速報

スズキのコンパクトカー、スイフトが一部改良された。低燃費と力強い走りを両立するデュアルジェットエンジンの採用など、見どころが多い変更となっている

新エンジン、デュアルジェットを採用

低燃費と力強い走りを両立させた新エンジン

デュアルジェットエンジンとは、燃料を燃えやすくするデュアルインジェクションシステムや、ノッキングを抑制させる効果があるクールドEGRシステムなどを採用し、熱効率を向上させた新ユニット。過給器やハイブリッドシステムに頼らず、低燃費と力強い走りを両立するために開発された。

エネチャージをはじめとするスズキ独自の環境技術「スズキグリーンテクノロジー」も採用されており、デュアルジェットエンジン搭載の2WD車はJC08モードが従来型比+4.6km/Lの26.4km/Lへと向上。また、デュアルジェットエンジン搭載車は2WD/4WDともにエコカー減税の対象となった。

エモーショナルなデザインへと変更

エクステリアでは、躍動感を感じさせるデザインが採用された。フロントグリルは従来型のドットタイプからメッシュタイプへと改められ、バンパーも一新されている。また、上級モデルには、フォグランプベゼルにLEDのイルミネーションランプが備わるなど、上質さが演出されている。

インテリアでは、ブルーの差し色を使った光沢感のあるファブリックシートを採用。スポーティかつ華やかな雰囲気となった。また、デュアルジェットエンジン採用車には、通常運転時は青、燃費効率が良いときは緑、エネチャージ作動時には白へと色が変化する「ステータスインフォメーションランプ」をはじめとする専用メーターが備えられている。走行時やエネチャージ作動時のエネルギーフローを表示するなど、楽しみながらエコドライブができるよう工夫されている。

特別仕様車RSも一部変更

モデルバリエーションは、従来型エンジンとデュアルジェットエンジン、1.6L+6MT(2WDモデル)のスイフトスポーツというラインナップだ。

また、特別仕様車であるスイフトRSにも一部変更が加えられた。前後のアンダースポイラーや専用ファブリックシートなどを採用。さらに前後バンパーを変更し、全長がノーマルモデルと比べ25mm長くなっている。

価格は、従来型1.2Lエンジンを採用するエントリーモデル「XG」の127万9950円から、注目のデュアルジェットエンジンを搭載した4WDの「XS-DJE」の178万7100円までとなる。

デュアルジェットエンジン採用車に装備された専用メーターパネル。メーターの上に表示されている緑の線がステータスインフォメーションランプ

デュアルジェットエンジン採用車に装備された専用メーターパネル。メーターの上に表示されている緑の線がステータスインフォメーションランプ

燃費性能と力強い走りの両立を実現した1.2Lのデュアルジェットエンジン。スズキグリーンテクノロジーも組み合わされる

燃費性能と力強い走りの両立を実現した1.2Lのデュアルジェットエンジン。スズキグリーンテクノロジーも組み合わされる

スポーティな特別仕様車、スイフトRSも今回の変更にあわせて内外装に専用のデザインが与えられ、キャラクターがより強調された

スポーティな特別仕様車、スイフトRSも今回の変更にあわせて内外装に専用のデザインが与えられ、キャラクターがより強調された

グレード XG XG-DJE XS-DJE スイフトスポーツ
駆動方式 FF 4WD
トランスミッション 5MT CVT
全長×全幅×全高(mm) 3850×1695×1510 3850×1695×1500 3850×1695×1535 3890×1695×1510
ホイールベース(mm) 2430
車両重量(kg) 960 1000 1090 1060
乗車定員(人) 5
エンジン種類 直4DOHC
総排気量(cc) 1242 1586
最高出力[kW(ps)rpm] 67(91)/6000 100(136)/6900
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 118(12.0)/4800 118(12.0)/4400 160(16.3)/4400
JC08モード燃費(km/L) 19.4 26.4 22.6 15.6
ガソリン種類/容量(L) レギュラー/42 レギュラー/40 プレミアム/42
車両本体価格(万円) 127.995 139.755 178.710 174.825
■発表日:平成25年7月17日 ■取り扱い:スズキ店、アリーナ店