日産 ▲コの字型ランプが上下2段に並びハニカム紋様の大型グリルが備わるフロントビュー。バンパー下部やホイールアーチもボディ同色に仕立てられ高級感が演出されている

※当記事はムックハウス社の発行する雑誌「マガジンX」編集部より寄稿いただたものです。内容は雑誌の内容をWEB用に一部再編成しています。マガジンXの詳細は記事末のリンクをご確認ください。

日産のヘビー級SUVがカムバック

日産は2025ジャパンモビリティショーで、新型パトロールを展示する。すでに中東をはじめとした地域で販売が開始されているが、国内では先ごろ一部ジャーナリストやメディアを対象にクローズドコースでの試乗会が行われていた。これは日産が国内ユーザーに響くかどうかの調査も兼ねて行ったもの。

結果、サイズ感が同様のトヨタ ランドクルーザーのライバルになり得るとの好感触を得たのか、ジャパンモビリティショーに出品されて会場で国内投入が予告されるようだ。

新型パトリオットにはヘビー級クロカンならではのフレーム式プラットフォームに、新開発された最高出力425ps/最大トルク700N・mを発生する3.5L V6ツインターボとパドルシフト付き9速ATが搭載される。

悪路での走破性を高めたり高速走行時に安定感アップに貢献するエアサスペンションも用意される。

ラグジュアリーを極めたインテリアには2枚の14.3インチ画面が横並びに設置されコネクト機能によってインフォテイメントの幅が広がる。独自の安全運転支援システム、プロパイロットも設定される。
 

日産▲標準車よりグリルが拡大され高い冷却性能が備えられるNISMO。バンパー左右に装備されたエアカーテンとカナード上のスポイラーがダウンフォースを発生させる

NISMOグレードの導入に期待

搭載エンジンが70psアップの495psに増強されサスペンションと電動パワステに専用チューンが施されたNISMOも併せて国内導入されるだろうか。

こちらには22インチ鍛造ホイールが与えられ専用バンパーによって前輪ブレーキの冷却性も向上。ロゴ刺繍入りスポーツシート、アルミペダルなどが装備されて内装のスポーティさも増している。

現状ランクル300にはGRスポーツが設定されているものの、パワートレインが専用チューンされたモデルは存在しないためパトロールNISMOが市場投入されれば話題を呼ぶに違いない。

“ちょいワル”的な存在のグレードを正規ラインナップすることで、日産の真骨頂は発揮されるはず。

この新型パトロールは2026年度中にデビューする可能性が高い。パトロールのネーミングを使う準備も進んでいるようなので、かつて日本市場においてつけられていた懐かしの「サファリ」という車名は名乗らないかもしれない。

※2025年9月26日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません。

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日産 サファリ(全世代)
文/マガジンX編集部
写真/マガジンX編集部、日産自動車