日産リーフ【新型車】
カテゴリー: 日産の新型車
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2010/12/03
ゼロ・エミッション社会に向けた
新しい量産型電気自動車
↑ボディカラーは写真のブリリアントシルバーを含む全5色
コンセプト
リチウムイオンバッテリーとモーターによる
ゼロ・エミッションのパワートレイン
持続可能なゼロ・エミッション社会に向けた新しいモビリティを提案する新開発の量産型電機自動車(EV)が日産リーフだ。リーフのデビューに合わせて、新たにEV専用のプラットフォームが開発された。バッテリーパックは車体中央の床下に配置され、優れた重量バランスと低重心を両立。パワートレインは、蓄電池が大容量のリチウムイオンバッテリーに、最高出力109ps/最大トルク28.6kg-mを発生させる三相交流同期モーターが組み合わされる。JC08モードによる走行可能距離は、フル充電で200kmが実現された。
充電は、フロントフードの日産マーク部に充電ポートを用意。「普通充電」「急速充電」と2種類の充電方式に対応。充電時間は、200ボルトの普通充電の場合でバッテリー容量100%まで約8時間、急速充電の場合は、容量80%までを約30分で充電できる。
内外装
流麗さと空力特性を磨き上げたエクステリア
クリーンで明るいEVイメージが演出された室内
エクステリアのテーマは「SMART FLUIDITY=賢い流動体」。流麗さと空力特性を磨き上げたスマートなスタイルが目指された。ラジエターグリルをもたないスッキリしたフロントフェイスと、大型ルーフスポイラーに続く流麗なフォルム。青い光が印象的な大型LED式ヘッドランプなどにより、ひと目で日産EVとわかる個性が追求されている。インテリアは明るくクリーンな「エアリーグレー」色を基調とした、シンプルで流麗な室内空間が目指された。ドアトリムの身体に触れる部分には、シンセティックレザーやスエードを採用し、高級感が演出されている。
インターフェイスなどは、EVにふさわしい最先端の装備が施された。メーターパネルは上下2段のツインデジタル式。視認頻度の高いスピードメーターや、瞬間ごとのエコ運転度がわかるエコインジケーター、エコ運転度の累積をツリーに見立てて表示する「エコツリー」を上段に配置。下段には、バッテリーの出力と回生を表示するパワーメーター、充電や電費情報、バッテリー残量などを表示する車両情報ディスプレイなどが配置される。
最大のトピックは、先鋭的なEV専用情報通信(ICT:Information and Communication Technology)システムが導入されたこと。これは乗車中にナビ画面でEVオーナーといつでもつながるドライビングサポート機能を提供することが目的。さらに乗車前・乗車後にもスマートフォンを含む携帯電話やパソコンなどからオーナー向けウェブサイトにアクセスすることで、バッテリー状態の管理や、充電およびエアコンの遠隔操作を行うことができる。
シフトは、日産では初となるバイワイヤシステムを採用。手のひらで包むように手首を軽く動かすだけでシフトできるマウス感覚の操作感が実現された。
バリエーション
装備の違いによる2モデルを用意
ライフケアビークル仕様も同時デビュー
モデルラインナップは、エントリーグレードのXと、Xにバックビューモニターや、オートスピードコントロールなどが追加される上級グレードであるGの2グレード。また、オーテックジャパンによるライフケアビークルシリーズも設定された。簡単な手動操作で助手席を車両外側に回転させることで、スムーズな乗降を実現、ラゲージスペースに収納した車いすを固定できるアンシャンテ。電子制御方式のアクセルによる手動運転装置、オーテックドライブギアタイプeを採用する、ドライビングヘルパー オーテックドライブギアタイプeが用意される。
価格は、Xが376万4250円で、Gは406万350円。エコカー減税対象であることはもちろん、購入に際しては国や地方団体による補助金も用意され、最大で99万8500円(G)が優遇される。
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