BMW▲フロントマスクには大型キドニーグリルや高い冷却性能を確保するためのエアインテークが配されている。バンパー左右にはエアカーテンを配備

最高出力510psのハイパーワゴン

ビー・エム・ダブリュー株式会社はBMW M3コンペティションM xDriveツーリングを2023年1月に発売した。税込み価格は1398万円。

BMW M社が開発している高性能マシンには、サーキット走行が可能なMハイパフォーマンスモデルと、サーキットで培われた技術が採用されたMパフォーマンスモデルの2種類が存在する。新たに発売されたM3コンペティションM xDriveツーリングは、ハイパフォーマンスモデルの部類に属する。

フロントには、縦型の大型キドニーグリルと水平方向のダブルバーが採用され、高出力エンジンの搭載に合わせて冷却性能を高めるための大型エアインテークが備わっている。

サイドにはMモデル専用のサイドギル、ドアミラー、リアスポイラーを装備。そして、リアにはMスポーツエキゾーストとディフューザーが採用され、ワイドトレッド化も図られている。
 

BMW▲サーキット走行できる性能を身につけながら、高速道路の渋滞時にドライバーの負荷を軽減するハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能などの先進装備も備わっている

内装には、Mスポーツシート、Mロゴ入りドアシル、M専用メーターパネル、M専用ステアリングが装備されており、オプションでMカーボンバケットシートを選ぶこともできる。
 

BMW
BMW▲専用デザインの12.3インチのメーターパネルと14.9インチのインフォテイメント画面が並ぶコックピット。画面でパワートレインと足回りの設定を変えられる
BMW▲高いホールド性を誇るMカーボンバケットシート。ヘッドレストにはMのロゴが埋め込まれている

パワートレインの3L直6ツインターボは、510ps/650N・mをマークし、0→100km/h発進加速を3.6秒でこなす。圧力損失と流体抵抗が抑えられてレスポンスが最適化され、高回転まで安定したパワーを供給する鍛造ピストン、最適化されたブースト圧で低い回転域から高トルクを発揮するツインターボチャージャーが採用されている。

ボディやドライブトレインにはアルミニウムが多用されて軽量化。また、Mアダプティブサスペンションが標準装備されていて、街中走行時の乗り心地向上も図られている。

ハードなサーキット走行にも耐えられるよう、足元には耐熱&耐フェード性に優れた大径ブレーキと6ポッドMコンパウンドブレーキを採用。さらに、オプションで耐摩擦性能と耐熱性能が高いMカーボンセラミックブレーキを選ぶことも可能だ。
 

BMW▲M専用アルミホイールと6ポッドMコンパウンドブレーキが装備されているが、オプションでMカーボンセラミックブレーキも選択できる

駆動系には、M専用4WDシステムのM xDriveを起用。これは、xDriveとアクティブMディファレンシャルをベースとし、Mモデル専用のドライビングダイナミクスコントロールによって制御されるシステムだ。

さらに、安定走行をサポートするDSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)も装備されており、日常走行からサーキット走行まで多様な楽しみ方ができる。モードを切り替えれば後輪の駆動トルクが増加し、スリップ許容量が増えてハンドリングを楽しめる。

熟練したドライバー向けに用意される2WD(後輪駆動)モードでは車の挙動を制限する制御システムが遮断され、ドライバー自ら車両を操ることができる。

この他、下記の機能も用意されている。

【ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能】
高速道路の渋滞時にドライバーが常に前方に注意しつつ、必要に応じてすぐにステアリングが操作できる状態であれば、手を離すことができるハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能が搭載されている。

【ドライビング・アシスト・プロフェッショナル】
高性能3眼カメラとレーダー、高性能プロセッサーで構成された運転支援システムのドライビング・アシスト・プロフェッショナルが標準装備されている。このシステムにはストップ&ゴー機能付きアクティブクルーズコントロール、車線変更警告&車線逸脱警告、衝突回避&被害軽減ブレーキ、クロストラフィック警告、ペダル踏み間違い急発進抑制機能などが含まれている。

前進してきたルートを最大50m記憶し、同じルートを正確に後退できるリバースアシスト機能も採用されている。狭い道でのすれ違いに困ったとき、安全かつ正確に元のルートを戻ることができる。

【BMWコネクテッド・ドライブ】
車載通信モジュールでドライバー、車、情報をネットワークでつなぐ総合テレマティクスサービス。2021年夏には操作性と利便性を高める狙いで新機能が追加され、スマホ向けアプリ「My BMW」も導入されて生まれ変わった。

デジタル・キー・プラスも装備されており、対応のスマホやスマートウォッチを携行していれば車に近づくだけでドアロックを解除でき、そのデバイスが車内にあればエンジンを始動できる。

【BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント】
自然な会話に近い言葉で車両操作と情報へのアクセスが可能なインテリジェント・パーソナル・アシスタントは、ドライバーの指示や質問を理解して適切な機能とサービスを起動する他、使用頻度に応じてドライバーの好みを学習していく。また、システムに好きな名前をつけることができるため、起動コマンドには「OK、BMW」に限らず、呼びかけの言葉を任意に設定できる。車両の操作やナビの目的地設定が行え、Apple CarPlayにも対応している。

【Amazon Alexa】
AlexaはAmazonが提供する音声サービスで、話しかけるだけで天気予報やニュースの確認、音楽ストリーミングの再生、対応するスマートホームデバイスの操作などが可能だ。スマホ向けアプリ「My BMW」を使って車両をAlexaと連携させれば、様々なサービスと機能を利用できる。

【BMWサービス・インクルーシブ・プラス】
3年間の主要メンテナンス無償提供、タイヤおよびキーの破損と紛失の際の費用サポートなどが含まれるBMWサービス・インクルーシブ・プラスが付帯されている。
 

文/マガジンX編集部、写真/BMW