調査報告書 2011年2月
File No.071

トヨタ 21世紀版ハチロク

※2011年2月10日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

トヨタ 21世紀版ハチロク 予想イラスト|ニューモデル速報
トヨタ カローラレビン|ニューモデル速報トヨタ スプリンタートレノ|ニューモデル速報

Photo/マガジンX編集部

予想発表時期2012年4月
●全長x全幅x全高:4250×1765×1320(mm)
●搭載エンジン:2L 水平対向4

顧客層を想定し、トヨタ店扱いに

2011年2月現在、日本中の自動車好きが期待を寄せているモデルとして、21世紀版ハチロクこと、トヨタ&スバル共同開発スペシャリティがあることは、間違いないだろう。

スクープ班は、この21世紀版ハチロクに関する新情報を入手した。販売チャンネルに関するニュースだ。21世紀版ハチロクでは、4つあるトヨタの販売チャンネルの内うち、クラウンなどの高級車を扱うトヨタ店で販売されることになった。

かつてのハチロクは、カローラレビン(写真右上)、スプリンタートレノ(写真右下)として販売されていた。つまり、カローラ/スプリンターの2ドア版という位置づけ。カローラレビンは、4ドアのカローラを扱うトヨタカローラ店で、スプリンタートレノは、同様にトヨタオート店(現ネッツ店)で販売されていた。なぜ、古巣である販売店ではいけないのだろうか?

ここに21世紀版ハチロクの性格を示すヒントがある。File No.043でもご紹介したとおり、同車は当初、安くて質素な軽量スペシャリティを目指して開発されたが、「実際に買いそうなのは富裕層」「安っぽい内装ではウケない」といった声が浮上。豪華装備が盛り込まれ、軽量スペシャリティからゴージャスクーペへと、キャラ変更を余儀なくされた。

さらに、トヨタ店のアフターサービスの質の高さも挙げられる。ご存じのとおり21世紀版ハチロクには、スバル製の水平対向エンジンが搭載される。未知のエンジン特性を熟知させて整備を任せるには、トヨタ店が安心という判断が下されたのかもしれない。思い返せば1997年、初の量産ハイブリッドシステムを搭載した初代プリウスは、トヨタ店専売であった。

以上