初めてのマイカー選びの新常識!? いま注目すべきはSUV?|Carsensor IN MY LIFE

大切な人と最高の時間を過ごせるクルマと、その選び方

「クルマを買う」というのは、人生においても大きなイベントのひとつ。とりわけ初めてのクルマ選びは格別だ。「何を買おうか」「買ったらどこへ行こうか」と、期待で胸が膨らんでいることだろう。同時に「どういう基準で何を選べばいいかわからない」という悩みも付きものだ。

まずは提言。初めてのクルマにはトレンドど真ん中のSUVを選ぼう!

スズキ ハスラー

運転にも心にもゆとりが生まれるSUV

初めてのクルマにSUVを推したい理由がある。SUVならドライバーの視点が高くて遠くまで見通せるので、周囲の交通状況が把握しやすい。つまり、安心して運転できるし、その分疲れにくいのだ。運転にゆとりが生まれると、同乗者へ気配りするゆとりも生まれる。これ、とっても大事!

日産 ジューク

好きな音楽を楽しむエンターテインメント空間

スマートフォンや携帯音楽プレーヤーに対応したオーディオ付きのクルマを選びたい。BluetoothやUSB経由で、友達や恋人と好きな音楽を聴けば、車内が盛り上がって退屈知らず。楽しい雰囲気づくりに、BGMは超効果的だ。クルマが単なる移動手段ではなく、エンターテインメント空間になるはず。

マツダ CX-3

SUVは2WDモデルが狙い目

SUVには前後輪で駆動する4WDとは別に、前後どちらかで駆動する2WDが設定されているモデルも少なくない。初めてのクルマとしてSUVを選ぶなら断然2WDを狙いたい。なぜなら4WDに比べてリーズナブルで、車重が軽く、燃費がいい。セーブしたお金で、お出かけの回数アップ。しかもパッと見て2WDかどうか区別がつかない。

ミニ ミニクロスオーバー

“定番ワザ”を使ってリーズナブルにGET

流行だけあってSUVの相場は高値安定。そこで、中古車選びのコツは「不人気なボディカラーを選ぶ」こと。白やガンメタリックといった人気色を避け、茶色系などを狙おう。リーズナブルなうえ、道ですれ違う機会も少ない、つまり個性的なのだ。また、「修復歴あり」「多走行」のクルマを、あえて選んで購入費を抑えるというのもアリ。浮いたお金で、海や温泉、観光地を訪れるなど、ぜひクルマを楽しんでほしい。

SUVでも、やっぱり軽~コンパクトが鉄板

人生最初のクルマはSUVで間違いはない。ボディサイズは、やっぱり軽やコンパクトが扱いやすいのは当然としても、スタイリッシュで使い勝手の良いモデルが目白押し。気になるマイファーストカー候補があったなら、見逃さないように!

スズキ ハスラー

スズキ ハスラー

軽自動車こそSUVがおいしい!

軽自動車のボディサイズには制約があるが、おもしろいことに高さは2m以下であり、乗用車と同じだ。これを生かすには、ダイハツ タントのようなトールワゴンか、このハスラーのようなクロスオーバータイプのSUVになる。つまり、軽自動車こそSUVがおいしいのだ。前述のとおり、背が高いからドライバーの視点が高く、前を走るクルマの前の前まで見通せる。すると、いち早くブレーキが踏めて制動がスムーズになる。そういうスマートな運転を初めてのマイカーで学ぶのは、のちの“財産”になるだろう。それでいて維持費も安いのだから一石二鳥だ。

現行型:2014年1月~
車両価格帯:70万~237万円
ボリュームゾーン:90万~160万円

日産 ジューク

日産 ジューク

個性派SUVがカーライフを愉快にする

実に刺激的。ジュークのフロントマスクは、タフなSUVにならってグリルの前に大型補助ランプを備えたようなデザインになっている。ところが、その補助ランプは実のところヘッドライト。ユニークな発想で独特のフェイスとなっている。これで仲間を迎えに行けば、自然とテンションが上がるというもの。しかも、純正ナビ装着車ならコンソールにスマホや音楽プレーヤーなどを接続できるUSBポートがある。お気に入りの音楽を持ち寄れば、車内で気兼ねなくノリノリの時間を楽しめる。愉快なSUVを手に入れたら、カーライフも愉快になる。

現行型:2010年6月~
車両価格帯:60万~289万円
ボリュームゾーン:90万~170万円

マツダ CX-3

マツダ CX-3

人気のSUVをクレバーな選択肢でリーズナブルに

SUVの中でも非常に潔い選択肢となるのがCX-3。なんと、全モデルに1.5Lターボの最新ディーゼルエンジンを搭載している。走りは粘り強く、燃費も良好なのだから、人気モデルとなったのも納得のいくところ。そんなCX-3を狙うなら2WDだ。なにせCX-3が発売されたのは2015年の2月末。まだまだ新しいクルマなので、中古車相場は高値で安定している。だからこそ、オトクな2WDが輝いてくる。なにせ4WDでも、スタッドレスタイヤやチェーンなどが必要になるシーンは珍しくない。絶対に4WDでなければいけない必要がないなら、2WDモデルを選ぶのがクレバーだ。

現行型:2015年2月~
車両価格帯:175万~298万円
ボリュームゾーン:230万~280万円

ミニ ミニクロスオーバー

ミニ ミニクロスオーバー

ミニなら個性的なカラーがオシャレな選択

クロスオーバーであることに対して「もはやミニであってミニではない」といった意見も聞こえてくるが、大きなボディが与えられがちなSUVの中では依然としてコンパクト。しかも、SUVはギラついた印象を醸しがちだが、ミニは徹底してオシャレ路線だ。そのため、よりボディカラー選びが重要となる。黄色や緑、茶色といった個性的な色でもミニならばっちり着こなす。あえて敬遠されるボディカラー=個性を選ぶことが、ちょっとした自己表現となりうる。自分のセンスを十分に発揮しつつ、リーズナブルに人気のSUVを手に入れるのは痛快だろう。

現行型:2011年1月~
車両価格帯:118万~649万円
ボリュームゾーン:170万~280万円

▼検索条件

スズキ ハスラー&日産 ジューク&マツダ CX-3&ミニ ミニクロスオーバー&ホンダ ヴェゼル&BMW X1(旧型)&ボルボ XC60(現行型)×2WDモデル×ミュージックプレイヤー接続可
文/ブンタ イラスト/竹内大介 写真/スズキ、日産、マツダ、ミニ