祝・赤ちゃん誕生! 家族全員が喜ぶ子育てファミリーカーとは?
2018/06/17
ムダに大きい必要なし! ジャストサイズを見極めろ
ライフステージが大きく変化するタイミングといえば、子どもの誕生。なにせ家族が一人(もしくは数人)増える。しかもフルサポートが必要なのだから、生活スタイルは激変する。当然、生活に合ったクルマも変わるから、子どもの誕生はクルマを買い替える大きなタイミングとなる。
ちまたには「子育てに便利!」とうたうクルマが溢れているが、ただコンパクトでトールなだけじゃ駄目! 家族みんなが気持ち良く、楽しくなれるクルマを選ぶべきだ。
何を隠そう、赤ちゃんは重い。華奢で可憐だったママの二の腕には重労働だし、パパのたくましい腕でも負荷が高い。まあ、幸せな変化なんだけど。
さて、クルマはそんな重労働を少しでも緩和してくれることが条件。具体的には、赤ちゃんを抱いている高さと、ベビーシートの高さが近いと楽なのだ。すると、都会的なSUVやトールワゴンなどが有力候補に。また、荷室にアクセスしやすいのも条件のひとつだ。
重赤ちゃんのお世話をするうえで、主なステージとなるのが後席。ミルクをあげたり、おむつを替えたりと、やることはいろいろだ。
一般的には後席はある程度ホールド感がある形状が快適だが、そうしたお世話をするときは体の向きを変える必要があるため、座面がフラットな方が便利で、掃除もしやすい。
生地はレザーがオススメ。食べこぼしなどを拭き取りやすい。ファブリックの場合はシートカバーを被せよう。
赤ちゃんを乗せるんだから、乗り心地は柔らかい方がいいでしょ? と思うかもしれないが、自信をもって否! と答えたい。ソフトライドでロールの大きいクルマは酔いやすく、ちっとも快適そうじゃない……というのが個人的見解。
むしろ硬めの乗り味がベターと感じている(もちろんステアリング操作はジェントルに)。重心も低いに超したことはないけど、そこは車内の広さとか座面高とトレードオフなので、バランスを考えて選びたい。
小さな子どものいる家庭では、必要に応じて1台のクルマをパパが運転したり、ママが運転したりするのが普通。どちらか一方に合わせて、ロングノーズのスポーツカーや、必要以上に大きいミニバンなどを買うと、もう一人がとっても運転しづらい!
そのため、ある程度の車内寸法を確保しつつ、取り回しの良いクルマがベター。つまりクロスオーバーやトールワゴンはやっぱり良い! ってこと。
乗降性と使い勝手の良さ、走る楽しさを備えるのが条件
ちょうどいい高さ座面。できるだけフラットな後席。キビキビした乗り味。取り回しやすいサイズ……と、求められる要件が多い、赤ちゃん誕生直後のクルマ選び。それでも、選ぶべきファミリカーはけっこうある! その中でも、ヤングファミリーにとってコスパが高いクルマをピックアップした。
日産 エクストレイル
防水シート&防水加工フロアが全グレード標準装備なのは、アウトドア派だけでなく子育て世帯にとってもありがたい。乗降しやすさを重視して開発された座面高、ドア開口面積などは、ベビーを乗せ降ろしするのに楽チンだ。赤ちゃんとベビーカーを抱えたまま、バンパー下に足を差し出すだけでリアゲートを開けられるリモコンオートバックドア(20X、20Xi、20X HYBRID、20Xi HYBRIDに標準装備)も便利!
3代目:2013年12月~
車両価格帯:128万~375万円
ボリュームゾーン:200万~250万円br />
スズキ ソリオ
若いファミリー層がターゲットのクルマだから、その適性はいわずもがな。コンパクトで取り回しもいいし、スクエアなボディは車両感覚をつかみやすい。パワースライドドア(Gは左側のみ電動、それ以外のグレードでは両側とも電動)は狭い場所でベビーを乗せるのに大活躍してくれる。室内も高さがあり、ゆとりたっぷり。しかし、トールワゴンの中では乗り味がスポーティで、意外にも(?)キビキビと走ってくれる。
3代目:2015年8月~
車両価格帯:76万~230万円
ボリュームゾーン:140万~180万円
ホンダ フリード
3列シートながらちょうどよいサイズ感で人気を集めるフリードだが、ここでは運転しやすさを評価してのチョイス。車内の高さを十分に確保しているが重心が低めなので、通常のハッチバックに近い運転感覚となっている。6人乗り・2列目キャプテンシートと7人乗り・2列目ベンチシートが設定されているが、赤ちゃんの御世話をするならベンチシートがオススメだ。初代はお手頃価格ながら実力十分。コストパフォーマンスも折り紙つき。
初代:2008年5月~2016年9月
車両価格帯:10万~220万円
ボリュームゾーン:50万~90万円
BMW X3
ファミリーで乗るクルマにも高級感を求めるなら、X3は賢いセレクト。ボディは少し大きめだが、高すぎず低すぎない視点の高さで、ママでも運転しやすい。しっかりとした走りはベビーにとっても快適なはず。また、ドイツ車の後席はホールド性を重視したものが多いなか、X3の後席はフラットで広々。SUVらしい使い勝手の良さが魅力だ。内装色は複数あるが、汚れが目立たないグレーやブラックなどのカラーがオススメだ。
2代目:2011年3月~2017年9月
車両価格帯:155万~568万円
ボリュームゾーン:200万~140万円
ルノー カングー3
もともとはビジネスユースを前提に生まれたカングー。オシャレなクルマとして人気が高まったのは、かわいいデザインだけでなく、使い勝手も良かったから。広々とした車内、後席左右スライドドアなど、ファミリーカーに適した条件もちゃんと備えている。走りはシャープでこそないが、トールワゴンに多くみられるフラフラ感は全くない。荷物の積載を前提とした走行能力は、重厚とさえ言えるもので、心地良い。
2代目:2009年9月~
車両価格帯:35万~335万円
ボリュームゾーン:100万~160万円
ミニ ミニクロスオーバー
独特のゴーカートフィールが楽しめて、家族を乗せられる素敵すぎる1台。え? 「でも初代クロスオーバーの後席は4人乗り独立シートが標準で、ファミリーには向かないんじゃ……」って? ご安心を。実は、購入した多くの人が無償オプションの後席ベンチシート仕様を選んでいるそうで、中古車市場でも5人乗りがほとんど。最近のミニはボディが拡大されているが、2011年に登場した初代はまだコンパクトで、運転しやすさも◎。
初代:2011年1月~2017年1月
車両価格帯:70万~649万円
ボリュームゾーン:130万~190万円
▼検索条件
日産 エクストレイル(3代目)&スズキ ソリオ(3代目)&ホンダ フリード(初代)&BMW X3(2代目)&ルノー カングー(2代目)&ミニ ミニクロスオーバー(初代)&修復歴なしあわせて読みたい
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