▲当時の新車価格は260万円程度なのに、今やプレミアがついて300万オーバーの個体も存在するシルビア。昔はもっと安く買えたのに、人気が出て今では希少なモデルは高くなるのは仕方ないですね……。でもそうなる前のお安い車を狙ってみませんか? ▲当時の新車価格は260万円程度なのに、今やプレミアがついて300万オーバーの個体も存在するシルビア。昔はもっと安く買えたのに、人気が出て今では希少なモデルは高くなるのは仕方ないですね……。でもそうなる前のお安い車を狙ってみませんか?

今後値段が上がって手が出しにくくなるかも……そんな車を勝手にピックアップ

皆さんこんにちは。編集部てんちょ~です。

突然ですがこんな経験はありませんか?

“数年前に欲しいと思った車を今カーセンサーで見てみると、数十万円も金額が上がっていて手が出しにくくなっていた”

私はよくあります!!

そのたびに思うのです。「あのとき買っときゃよかった(泣)」と……。

こんな思いを、皆さんにはしてほしくない!

ということで今後、価値が出てきそうで、ゆくゆく「買っときゃよかった!!」ってなりそうな車を勝手に予想してみました。

今回は日産の車から。トヨタ編もまとめていますので、よろしければあわせてどうぞ。

スカイライン(11代目・V35型4ドアセダン)

▲スカイライン史上初めてV6エンジンを搭載した11代目 ▲スカイライン史上初めてV6エンジンを搭載した11代目

スカイラインといえば2ドアでスポーティなクーペってイメージですが、昨今ドリフト競技で使われているいる影響か、4ドアセダンもとてつもなく人気です。そして、V35型より前の4ドアセダンは軒並み価格が高騰しています。

廉価モデルの2.0LのMTモデルですら価格がうなぎ上りで高騰……。数年前までは、R34型で本体価格1桁万円の物件も存在していた記憶があるのにすごいものです……。

しかし、このV35型のセダンは平均価格29.8万円とお手頃価格。

台数こそ少ないですが、6MTモデルも存在し、スポーティな走りも楽しめます。それなのにMTモデルは総額50万円程度から狙えてしまうおいしい存在です。

4ドアセダン×FR×MTモデルを求めていて、V35型よりの前のモデルが欲しいけど高くて買えない、という人の格好のターゲットになり争奪戦が起きたら、価格が高騰するかもしれません。

そうなる前にぜひGETしておきたい1台です。

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日産 スカイライン(11代目)×MT×全国

フェアレディZ【5代目・Z33型】

▲スカイラインと同じFRのFMプラットフォームを採用した2シータースポーツモデル ▲スカイラインと同じFRのFMプラットフォームを採用した2シータースポーツモデル

2008年にデビューした現行型(Z34)の先代であるZ33型フェアレディZに注目です。

現行型がまだ生産中ということもあってか、旧型にあたるZ33は、プレ値になるどころか値段が徐々に下がっていく傾向にあります。

平均価格は執筆時点で70.3万円で、ここ数年では一番底値の状態です。

しかし、Zは今や希少なFRスポーツカーです。

もし、今後現行型のフェアレディZが生産終了になったとなれば、その希少性はますます増し、FRスポーツであるZの中古車を求める人が、続々と中古車販売店に列を作るでしょう!

そうなれば今の価格より当然高い金額が付き始めることでしょう。

Z34型は平均価格219万円とまだまだ高値なので比較的安価なZ33は、今が手に入れるチャンスかもしれません。
 

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フェアレディZ(5代目)×全国

グロリア【9代目・Y32型】

▲ボディは従来の5ナンバーサイズから3ナンバーサイズへと大型化、同時にセンターピラー付きのピラードハードトップとなりました ▲ボディは従来の5ナンバーサイズから3ナンバーサイズへと大型化、同時にセンターピラー付きのピラードハードトップとなりました

続いてはこちらのY32型グロリアです。

今の車にはないカクカクなボディが特徴的で、見ためだけでVIPな香りが漂う古き良き車です。

デビューは1991年と30年近く前の車なのに、走行距離が少ないような良程度の中には100万円を超えるようなプレ値物件がすでに出始めています。

しかし、その裏で30万円ほどで買えるものがちらほら。このことからプレ値な車に向かって着々と前進しているといえるのではないでしょうか。

もしかすると今後、Y32型グロリア全体が希少でプレ値になる可能性があります。

低価格帯の物件が存在する今がラストチャンスかもしれません!
 

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日産 グロリア(9代目)×全国

レパードJ・フェリー【3代目・JY32型】

▲1991年にデビューしたY32型セドリック/グロリアをベースにした、高級セダンです。レパードとしては3代目になるモデルですが、先代がクーペだったのに対して新型は4ドアハードトップのみとなりました ▲1991年にデビューしたY32型セドリック/グロリアをベースにした、高級セダンです。レパードとしては3代目になるモデルですが、先代がクーペだったのに対して新型は4ドアハードトップのみとなりました

尻下がりのアメリカンなデザインと英国の高級車ジャガーを意識した高級なインテリアが特徴的で、北米では一定の評価を得たものの日本市場では受け入れられませんでした。

ですがどうでしょう。デビュー当時は先進的なデザインだったものの、時がたつとなんだかその丸みを帯びたボディは逆に今どきのカタチ。高級感というよりも丸くてカワイイ感じもします。

現在の平均価格は52.3万円と比較的安価ですが、流通量が少なくなんと7台。

さらに台数が減少すれば、おのずと希少車になり値段も急上昇する可能性があります。

程度と自分の予算に見合った物件が出たら早いうちに仕留めておきたい1台です。そうでないと価格が高騰して手が出せなくなるかもしれません。
 

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日産 レパードJ・フェリー(3代目)×全国

リーフ【初代・ZE0型】

▲走行中にCO2を全く排出しない、ゼロ・エミッションを実現した日産の電気自動車(EV)がリーフです ▲走行中にCO2を全く排出しない、ゼロ・エミッションを実現した日産の電気自動車(EV)がリーフです

100パーセントピュアEVのリーフが今ならなんと総額50万円台から買えてしまいます。

安い物件は、バッテリーの容量が少ないモデルが中心となるものの、ガソリン代が一切かからないEVがこの価格で買えてしまうとは驚きです。

そして、現時点で日産ディーラーでは4年間の充電代をサポートするキャンペーンを行っていて、さらにランニングコストが抑えられる状況になっています。

今のところいつまで実施するか明記はありませんが、中古のリーフを手に入れるならぜひ活用したいキャンペーンです。


もし、EVに乗り替える人が増加したら、価格の安い初代リーフの需要が高まり、価格高騰が予想できます。

このような低価格で先進的なEV車両が手に入るのも、EV車両の所有率が低い今だけかもしれません。少しでも「EVっていいなぁ~」と思う人は早めの行動が吉ではないでしょうか。

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日産 リーフ(初代)×全国

以上今回は日産編をお届けしました。どのモデルも早めに手に入れないで時間がたつと、手が出せない価格になっているかも……。

後悔先に立たず! 気になる方は早めに決断してください!

文/てんちょ~(編集部 大平拓摩)、写真/カーセンサー、日産

てんちょ~

カーセンサー編集部員

てんちょ~(大平拓摩)

元・タイヤホイールショップ店員。販売・取り付けを経験し、そこで店長として務めたことから『てんちょ~』というペンネームに。2017年、縁あってカーセンサー編集部にやってきた。メンテナンスから部品の取り付けなど自分でチャレンジする車好き。DIY系の記事や車好きが喜ぶちょっとディープな記事とコッテリしたラーメンを好む。