▲最近、格安スマホデビューした人なら分かってくれるかも、この気持ちッ!▲最近、格安スマホデビューした人なら分かってくれるかも、この気持ちッ!

井上、格安スマホにしたってよ。

こんにちは、編集部の井上です。私ごとで恐縮ですが、最近、スマートフォンを「SIMフリー」端末に買い替えました。いわゆる「格安スマホ」デビューです!

これまで10年以上、某キャリアと契約し、月々1万5000円~2万円を支払っていたのですが、いろいろと見直しまして。

端末はひとつ古い世代のものを一括払いで購入。

SIMカードは別契約し、データ通信および通話料はコミコミ4000円程度/月で契約しました。

結果、スタート(端末代金)に7万円というインパクトある出費はあったものの、年間に換算すると合計15万円程度、節約ができる見込みとなりました。

素晴らしいのは、15万円もの節約がなされているのに、特にガマンは強いられていないこと。

ひとつ古い世代の端末にしましたが、そもそも最新機種たちはハイスペックすぎるのか、ちょい古でも十分以上に使えているし、よく考えたら端末がどんなものでも、SNS見たり、写真撮ったり、電話したり。

私の生活は、以前と何ら変わりないのです。

むしろ、「特に変わらないのに日々をお得に過ごせている」という意識から、大変な充実感を感じているのです。

ただし、地方など少々電波状況の厳しいエリアでは満足に使えないことがあるかもしれません(実際、私の実家がある福岡県の某村では大手キャリアの電波も弱い場所があり、不安定な印象でした)。が、普段の私の行動範囲は、キホン首都圏。

うん……格安スマホ生活、最高じゃん!!(※あくまで個人の感想であり、格安スマホの宣伝ではございません)

……で、ふと思ったんです。

これ、中古の電気自動車およびプラグインハイブリッド車でも、同じ充実感が得られるんじゃないか? と。

そもそも車両本体価格はお高めの電気自動車およびプラグインハイブリッド車ですが、日々の移動にかかるお金は圧倒的に安く上がります。

もちろん、自宅の充電設備を整えることにお金がかかってしまいますが、自宅付近に急速充電器があるという方なら、設置せずとも十分維持が可能です。

▲私が電気自動車を借りるときは、だいたい近所のディーラーさんで充電します。急速充電器の設置があるディーラーさんが近くにある方は特に維持しやすいと思います ▲私が電気自動車を借りるときは、だいたい近所のディーラーさんで充電します。急速充電器の設置があるディーラーさんが近くにある方は特に維持しやすいと思います

で、私がちょい古スマホで地味に端末代をケチったように、ちょい古(つまりちょい安)電気自動車およびプラグインハイブリッド車を買えば、最新なあれこれはできずとも「移動する」といったことは特に変わりなく達成できます。

とはいえ、EV・PHEVなので、スタート(車両の購入価格)はお高め

かつ、ある特定の人たち……具体的には、充電器がお住まいの地域にいくつかあって、車では「移動」さえできれば良いと思っている人に限られるのかもしれないけれど、予算を含め条件がぴったり揃えば、充実感のある「格安移動生活」が実現できるんじゃないか!……と思った次第です。

車は、例えば下記のようなモデルでしょうか。

日産 リーフ(初代)

Photo:日産

世界初の量産型ピュアEV。電気のみで走ります。

ちょい古、つまりひとつ前の世代にあたる初代リーフは、総額60万円から購入が可能。(2018年11月下旬現在)

ちょい古とはいえ、なるべくパフォーマンスの良いものを! という方は、2015年12月以降生産の最終型、廉価グレードを避けたX、Gグレードがオススメです。

航続距離は280kmで、価格も最安値が130万円台となってしまうのですが、新車価格は320万円~の車だと考えればお得感は高め。

「ちょっとそこまで乗り」「決まった距離(通勤通学やら)の往復」「2台目の足」なんかをお探しの方などには特に、充実した格安移動生活を提供してくれるはずです。


▲ガソリンスタンドで給油している車を横目に「ガソリンの入れ方、忘れちゃったなぁ……」とか言ったりして。なんか凄く充実感ありそう! ▲ガソリンスタンドで給油している車を横目に「ガソリンの入れ方、忘れちゃったなぁ……」とか言ったりして。なんか凄く充実感ありそう!

三菱 アウトランダーPHEV(現行・前期型)

Photo:篠原晃一

充電もできるし給油もできるプラグインハイブリッド車。

「ガソリンも入れるんじゃん!」と突っ込まれそうですが、電力が下限に達しなければガソリン発電ははじまりませんので、給油回数は圧倒的に少なく済みます。

以前取材したオーナーさんは、職場に充電器があるので電力のみで往復可能(実質、移動費ゼロ)と仰っていました。

ガソリンは劣化するので、一定時間を超えると車が自動で消費する仕組みになっており、ガソリン費用が0円となることは絶対にありませんが、節約できることは確かです。

で、フェイスが変わる前の前期型であれば、150万円台から流通があり、お得感◎。

230万円まで予算を確保できれば、走行距離5万km以下で修復歴なしのより満足度の高い物件を選ぶことも十分可能です。


もちろん、私が今満足している「格安スマホ」だって、今後長く使えば何らかの弊害が生じるかもしれません。

EV・PHEVも同じく、長く乗ったり、いろんな場所・場面で乗ったりすれば、それなりのウイークポイントは出てくると思います。

でも、先述したような充実感に価値を感じられる人ならば、オススメの格安スマ……じゃない、格安移動車は、十分に素敵な相棒になるはずです。

ぜひ一度、ご検討ください。(私もウオッチ中です!)

文/編集部 井上恵利、写真/Photo AC、編集部、早川佳郎、篠原晃一
※当記事のSIMフリー携帯電話に関する情報(料金体系・電波情報など)については公開当時(2018/11/25)の個人の体験および感想であり、それらを保証するものではありません
※当記事は2019/12/25に一部追記・修正をいたしました。ご了承ください