▲雪道を苦にしない4WDを搭載し、濡れたウェアで乗り込んでも心配無用の防水・撥水シートを備えた、ウインターエクスプレスと呼べる特別仕様車を見つけよう(写真左はスズキ エスクードクロスアドベンチャー、右は三菱 デリカD:5 シャモニー) ▲雪道を苦にしない4WDを搭載し、濡れたウエアで乗り込んでも心配無用の防水・撥水シートを備えた、ウインターエクスプレスと呼べる特別仕様車を見つけよう(写真左はスズキ エスクードクロスアドベンチャー、右は三菱 デリカD:5 シャモニー)

4WD車で防水・撥水シートを備えた特別仕様車を狙おう

家族や仲間と毎年スキーやスノーボードに出かけるなら、今年の行き先やウエア、ギアの検討と一緒に、そろそろ次の「みんなの足」を考えてみてはどうだろう。

たいていは、スキー板やボード、ウエアに付いた雪をきちょうめんに落としきるのは難しい。

つまりスキー場へと向かうには、やっぱり日産 エクストレイルのように防水・撥水加工シートを備えた車が適しているというわけだ。

しかも雪だけでなく、ジュースをこぼしても拭くだけでシミが出来ない。泥汚れだって水拭きで簡単に落とせる。

つまり防水・撥水シートは汚れにも強いシートなのだ。

とはいえみんなと同じエクストレイル一択ではちゅうちょする人もいるだろう。

そこで注目したいのが、防水・撥水シートを備えた他車の特別仕様車だ。

当然、雪道を走るのだから4WDは必須。そんなウインターエクスプレスを3台選んでみた。

ディーゼルだから低燃費で運転もラク、大人数で出かけられる

【三菱 デリカD:5 シャモニー(初代)】【三菱 デリカD:5 シャモニー(初代)】

大人数で出かけられるウインターエクスプレスを探しているなら、ミニバンの三菱 デリカD:5のシャモニーがオススメだ。

シャモニーは毎年のように設定されている特別仕様車だが、実は特別に追加される装備が年ごとに異なる。

今回注目すべきシャモニーは2017年10月に発売されたモデルだ。

デリカD:5の発売10周年を記念した「10th Anniversary」のロゴが他のシャモニーとの見分けるポイントになる。

アルミホイールが光輝タイプからダーククロームに、ペダルがアルミに、インテリアがブラック基調になるなどエクステリア・インテリアともクールな印象に。

肝心のシートは撥水機能を備えた専用スエード調人工皮革で、手ざわりや見た目の質感が高く、滑りにくいようにキルティング調の加工が施されている。

エンジンは2.2Lのディーゼルだから、トルクが豊かで燃費もいい。しかもベースのディーゼル車自体、寒冷地仕様が標準装備だから、長距離を走るウインターエクスプレスにはピッタリだ。

新車時価格は純正ナビのMMICがないタイプで365万6880円。

高年式車ということもあり300万円台前半からとなる。

原稿執筆時点で32台見つかり、ほとんど走行距離は1000km未満だ。

100万円台から雪道に便利な機能を搭載した特別仕様車が見つかる

【スズキ エスクード クロスアドベンチャー(3代目)】【スズキ エスクード クロスアドベンチャー(3代目)】

お手頃価格でウインターエクスプレスを手に入れたいなら、スズキ エスクード(3代目)のクロスアドベンチャーはどうだろう。

同車は2012年7月、前型に設定された特別仕様車。

撥水加工が施されたスエード調の「ラックススエード」が、シート座面と背もたれに(後席の中央席とシートのサイドや背面は除く)採用されている。

ベース車ではオプションの装備が標準で備わる点が特別仕様車のメリットだが、同車にはウインターエクスプレスにピッタリな装備が標準で備わっている。

まずスキー板やスノーボードを載せるのに便利なルーフレールや横すべり防止装置のESPが備わる。

さらに雪道のように滑りやすい下り坂でも一定の速度で下れるヒルディセントコントロール。

逆に坂道を上る際に一時停止しても、再発進時に車がズルッと下らないようにしてくれるヒルホールドコントロールも備わっている。

他にも電動サンルーフ、レッドステッチ入り本革巻きステアリングなども。

またアルミホイールも17インチから18インチへとアップしている。

原稿執筆時点で13台見つかった。走行距離は1万km台から選べる。

新車時価格は235万2000円だが、100万円台前半から見つかる。

シートもラゲージも防水の特別仕様車だけど台数が豊富で選びやすい

【スバル フォレスター エックスブレイク(4代目)】【スバル フォレスター エックスブレイク(4代目)】

特別仕様車がいつの間にかカタログモデルになることは、特にスバル車ではよくあるのだが、このモデルもそんな1台。

2013年のクリスマスイブに、スバルからのクリスマスプレゼントのごとく発売されたのがフォレスター エックスブレイクだ。

特別装備されたのは、撥水ファブリックシートや撥水カーゴフロアボード。

雪の付いたウエアで乗り込めるだけでなく、ボードやブーツもそのままラゲージに放り込めるというわけだ。

ウインタースポーツを意識したモデルだけに、ベースでオプションのルーフレールも標準装備。

当初は専用色の「クォーツブルー・パール」1色のみだったが、翌年の一部改良では、もうカタログモデルのように全10色までカラーバリエーションを広げている。

ベースは「2.0i-L アイサイト」。

つまり全車速で先行車に追従する機能も備わっているから長距離を走って出かけても安心でき、運転もラクなウインターエクスプレスだ。

2013年12月発売時の新車時価格は261万4500円。

上記のようにその後カタログモデル(名称としてはあくまでも特別仕様車だけど)となったため、原稿執筆時点で63台と多くて選びやすい。

100万円台も10台以上あり、走行距離は5万km前後。

2017年式など高年式&低走行車も探せる。

text/ぴえいる
photo/三菱、スズキ、スバル

▼検索条件

三菱 デリカD:5(初代)×シャモニー×2.2Lディーゼルモデル

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スズキ エスクード(3代目)×クロスアドベンチャー

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スバル フォレスター(4代目)×エックスブレイク