予算100万円で2代目ジムニーを攻略! ヒントは「購入後のカーライフ」
2018/08/24
新型フィーバーが浮き彫りにする過去モデルの魅力
今年7月に登場した新型ジムニーが大きな話題を呼んでる。今注文しても、納期が最短でも半年先になるくらい爆発的に売れているそうだ。
旧型よりスクエアになり“タフギア”な雰囲気が増したフォルムや専用チューニングされたエンジン、走破性を高める電子デバイスなど、従来モデルにはなかった新たな魅力を獲得している。加えて、20年ぶりのフルモデルチェンジだ。待ちわびていた人も多いことだろう。
だが、それら新型にまつわる事象だけで、このフィーバーの原因を説明するのはいささか無理があるのではないだろうか。
初代がデビューした1970年から絶えることなく積み重ねられてきた軽四輪駆動車としての伝統、厳しい現場で実証されてきた屈指のオフロード性能、それらが渾然一体となって築き上げられた確固たるブランド力。
新型フィーバーは、そういった過去の実績があってこそ花開いたのだと理解する方が自然だろう。
そう考えると、新型フィーバーが過熱すればするほど、その評価の土台となっている過去モデルの魅力がいっそう浮き彫りになってこないだろうか。
なかでも20年の長きにわたり実績と成熟を積み重ねてきた旧型は、中古車でしか買えなくなってしまった今、流行に左右されないパーマネントモデルとしての存在感が増してきているように見える。
予算100万円でも14年分の物件が射程圏内に!?
さて、そんな旧型の中古車市場はどうなっているかというと、さすがに20年販売され続けたロングセラーモデルだけあって非常に癖が強い。
ひと口に旧型と言っても、予算30万円ほどで狙える20年落ち走行距離20万km超の物件から、2018年式の登録済み未使用車まで幅が広い。
予算100万円圏内だけでも、最初期の1998年式から2012年式まで、およそ14年分の物件が対象になってくる。欲しいグレードや譲れない条件が明確でないと、納得の1台に絞り込むまでの道のりは、長く険しくなりそうだ。
そこでアドバイス。もし、漠然と予算100万円で旧型を狙っているなら、以下の3つの「購入後のカーライフ」から自分に合うものを選んでみよう。
【1】できるだけ高年式・低走行な物件を選んで、ランニングコストを抑えつつ長く乗りたい
【2】できるだけイニシャルコストを抑えて、自分好みにカスタマイズして楽しみたい
【3】予算100万円で、他のジムニーユーザー(含む新型)と差をつけたい
次章以降、少し詳しく説明していく。
【1】高年式・低走行物件でランニングコストを抑え長く乗りたい!
まず、軽自動車税の重課対象となる初度登録から13年経過した物件は除外。購入後も少なくとも2年は標準税率で乗れる2007年以降かつ、走行距離10万km以下という条件で探してみよう。
修復歴のある物件を除けば、100台くらいまで絞り込むことができる。
「ランドベンチャー」や「ワイルドウインド」、「クロスアドベンチャー」など、特別仕様車を狙い撃ちするのもありだ。
【2】イニシャルコストを抑えカスタマイズして楽しみたい!
まずは年式や走行距離は気にせず、予算を思い切って50万円以下まで下げてみよう。修復歴のある物件を除いても選択肢は200台ほど残っている。
ここからトランスミッションや装備、カスタム具合など、好みに合う物件をチョイスするのはそれほど難しくないはずだ。もし絞り込みが難しければ、上級グレードの「XC」を目安にチェック。
【3】予算100万円で他のジムニーユーザーと差をつけたい!
ちょっと大胆だが、旧型すらすっ飛ばして、もうひとつ古い1981~1998年に生産されたSA/JA型に目を向けてはどうだろうか。
さすがに旧規格エンジンの550ccでは心許ないし、中古車物件も少ないため、1990年2月以降の660ccエンジン搭載モデルが対象。
あとは、年式の新しさ&走行距離の少なさのバランスで選んでOK。最終モデルとなる1998年式で走行距離10万km以下の物件も、予算100万円で十分狙える。
以上は、ぜひご参考までに。なお、特に条件は区切らず、総額100万円以下のジムニーをチェックしたい人は、以下のボタンより物色してほしい。
その際も、ぜひ「購入後のカーライフ」をイメージして品定めを。
この記事で紹介している物件
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