▲目下、トレンド継続中のSUV。一度は乗ってみたいと思うけれど大きくて運転しにくそう……実は違うんです、むしろSUVって運転しやすいんです ▲目下、トレンド継続中のSUV。一度は乗ってみたいと思うけれど大きくて運転しにくそう……実は違うんです、むしろSUVって運転しやすいんです

目下、トレンド継続中のSUV。乗ってみたいけど運転できるか不安。価格も……

初めて車を買う方を含め、運転しやすい車をご所望の方にオススメしたいのがSUVです。 意外かもしれませ ん、あんなに大きな車は運転できない……って言われることもありますから。

SUVが大流行の今、流線型のデザインのものからカクカクしたSUVまで様々なものが発売されています。もちろん価格帯も様々。

その中でも今回は、「SUVに乗ってみたいけど大きすぎて運転が不安……」「次こそは人生初のSUVを手に入れるぞっ!」と意気込んでいたにも関わらず、予想外の出費などで頭金が思ったよりも用意できなかった……SUVを諦めなきゃかなと思っているアナタ!

半信半疑でしょうが、意外に運転しやすいSUVが支払総額100万円くらいで狙えるとしたら? これは行くっきゃないでしょ。

なぜSUVが運転しやすいのか?

まず、最初に申し上げたいのが実のところSUVは背が高いために大きく見えるだけなのです。もちろん街中でランドクルーザーのようなどデカい車を見かけることも多くありますが、ズバリ運転のしやすさに関係があるのは長さと幅です。

SUVの中でも普段みなさんが運転している長さ・幅と変わらない車は多く存在しています。あのコンパクトカーの代表格であるトヨタ ヴィッツとほとんど長さも幅も変わらないSUVもあると聞いたらどうですか?

SUVは大きいという先入観を振り払うだけで、ステアリングを握るときに手に汗をかくこともなくなります。

次に、SUVはドライバーの視点(アイポイント)が高いんです。もともと悪路を走るときに周りの地形を把握しやすいためなのですが、一般道においてはアイポイントが高いと周りの交通状況も把握しやすいんです。

運転が苦手というドライバーの方は直前を走る車しか見ていなかったりすることがあります。ベテランドライバーは2台前、3台前を走る車にも注意を払っています。前車との車間距離を空けて見通しを良くしたり(前の車にピタリと付けると、かえって前方への視界が遮られます)。

また、雨の日なら、前を走る車の真下あたり、路面に反射して映る、さらに前の車のブレーキランプにも注意を払っていたり……。そういったベテランが何気なくフツーにやっている運転術は別にしても、アイポイントが高いと、2台前、3台前の車の動きが見えやすいので、いち早く周りの動きに合わせた運転ができる=心に余裕ができる=運転が楽、というわけです。

ボディのカタチはスクエアな方が車両感覚をつかみやすい

運転の苦手な方はたいてい狭い道が嫌い。車庫や駐車場の出し入れもそう。ぶつけたらイヤですからね。

その理由のひとつは、ボディの四隅の角がどこにあるのか今ひとつ分からないからではないでしょうか。壁スレスレに曲がっていると思ったら余裕がたっぷりあったり、逆に余裕があると思ったら擦ってしまったり。

SUVは視点が高いことに加え、ボディの見切りが良いのです。なので、バンパーやフェンダーなどボディ四隅の位置がドライバーの実際の感覚とズレが少ないのです。

これを車両感覚がつかみやすいと言います。

タイヤが大きいと路肩へ幅寄せするときに安心感が大きい

路上パーキングなどで路肩に幅寄せするのが苦手な人っていますよね。ボディがぶつかるとまではいかなくても、縁石にホイールを擦ってしまうのはよくある話。

いわゆるガリ傷というのですが、最近はアルミホイールを履いていたりして、これを傷つけるとボティを傷つけるのと同じくらいショックなことも(気にならない人は全然気になりませんが……)。

SUVはこのタイヤの厚み(高さ)がしっかりとあるので、万が一縁石にヒットしても、アルミホイールを傷つけてしまう確率が乗用車よりも低いのです。

なので「やっちゃったかな」と思っても、タイヤの側面を擦っただけで「セーフ!」だったり。SUVにして良かったと思う場面です。

以上は、SUVに乗ってみると実感すること。一度SUVを選んだ人はその運転のしやすさを体感しているので、次に選ぶのもSUV……というパターンは珍しくもなく、これがSUVのトレンドが継続して終わらない一因であったりもします。

ただ、いくら運転しやすくても高価であれば初めての運転には萎縮してしまったり、予算オーバーで諦めなければいけない……という状況も出てくると思います。

支払総額100万円以内で気安く物色してみてはいかがでしょうか。

例えば……

▲トヨタのラッシュ(ダイハツのビーゴ) ▲トヨタのラッシュ(ダイハツのビーゴ)

■トヨタ ラッシュ(ダイハツ ビーゴ)
トヨタのラッシュとダイハツのヴィーゴは名前の違う兄弟車。

注目したいのはボディの長さと幅がコンパクトカーのトヨタヴィッツ(現行)とほとんど同じこと。現行ヴィッツの長さが3945mmなのに対してラッシュの長さは4005mm(後期)、幅はどちらも1695mmです。つまりラッシュはコンパクトカーの感覚で運転できるのです。

タイヤの扁平率は65と厚み(高さ)もしっかりとあるので、万が一縁石にヒットしてしまってもホイールを削らずに済みそうですよね。

走行距離3万㎞以下という好条件であっても、支払総額も100万円くらいで手に入ります。

ラッシュを購入するときは、メーターの高度計など、SUVらしい装備が正常に働いているかといったことにも注目しましょう。実用性が低いものであっても正常値を示していないと気持ちいいものではありませんからね。

▲三菱のパジェロイオ ▲三菱のパジェロイオ

■三菱 パジェロイオ
オフロード走行もOKの威風堂々たるルックスですが、パジェロイオのボディサイズは長さ4025mm、幅1680mmと5ナンバー枠にスッポリと収まります。現行ヴィッツよりもコンパクト。

立派だけど小さければ小さいほどいいという方なら、3ドアモデルを選ぶといいでしょう。こちらの長さは3675mmしかありません。

ボディの四隅も分かりやすく、いわゆる運転しやすいSUVです。タイヤサイズはグレードによって異なるものの、オフロード走行での利点に配慮して扁平率の高い65や70のタイヤを履いています。万一、縁石などにタイヤがヒットしてしまってもホイールを削ってしまう可能性が低いのです。

にも関わらずホイールにガリ傷がたくさんある場合は、手荒く扱われていた可能性があるので要チェックです。ちなみに支払総額は100万円くらいで、走行距離5万㎞以下の車を探せてしまいます。

▲ホンダのクロスロード ▲ホンダのクロスロード

■ホンダ クロスロード
ボディサイズは上記2台より一回り大きくなってしましますが、圧倒的なカクカク感! ボディサイズは、長さが4285mm、幅が1755mmです。決してボディが小さいというわけではないのですが、潔くシンプルなフォルムなので、ボディ四隅の見切りがよくとってもドライバーフレンドリーです。

また、このサイズに3列シートを収めて、乗車定員を7名としています。7人が乗れるSUVにして、このサイズはとっつきやすいものです。

支払総額もとっつきやすく、100万円くらいから選べるのですが、少しだけ奮発して110万~120万円台を狙うと低走行距離の物件も射程距離に入ります。

購入時は、ルーフレールなどを装備するプレミアムスタイル・パッケージや、シート表皮を撥水としたユーティリティ・パッケージなど、お好みのオプション装備の有無にも着目しましょう。

text/編集部
photo/三菱自動車、カーセンサー

▼検索条件

ラッシュ・ビーゴ、クロスロード、パジェロイオ×全国×支払総額100万円