予算100万円×ラグジュアリー系SUVの切り札は、2代目ハリアーだけじゃない!
2018/05/09
中古SUVといえども、予算100万円では選択肢が少ない
予算100万円でSUVは買えるのか? ……答えはもちろん「イエス」。
だがその後には、“ただし”に続く、いささか悩ましい条件が付いてくる。
まずひとつ覚えておきたいのは、予算100万円でSUVを手に入れるとするなら、中古車で選ぶことが大前提となること。したがって、上記の“ただし”には「中古車だけどね」というフレーズが続く。
まあ、このあたりはみなさんもすでにご存じのことだろう。問題は、その先だ。
残念ながら、たとえ中古車であっても予算100万円で狙えるSUVの選択肢は少ない。
例えば、スズキのジムニーやハスラー、三菱 パジェロミニなどの軽自動車を除き、1車種の単1世代で中古車の流通量が全国で200台を超えるのはわずか5モデルのみ。具体的には以下のとおりだ。
・トヨタ ハリアー(2代目)
・日産 エクストレイル(初代)
・日産 エクストレイル(2代目)
・日産 ジューク(現行型)
・スバル フォレスター(2代目)
SUVの中でも、クロカン風味の濃いカジュアルな“遊び車”が好みなら、初代&2代目エクストレイルと2代目フォレスターという、そこそこ厚めの選択肢から選べるのでまだいいだろう。
運転ビギナーでも安心なコンパクトSUVに興味があるなら、ジュークだけではなく軽自動車にも目を向ければ選択肢はグッと広がる。
2代目ハリアーと合わせて検討したい初代ムラーノ
だが、大きめボディで走りも快適、しかもデザインが都会的な、今一番人気のラグジュアリー系SUVに目を向けると、途端にハードルが高くなる。
新車時価格の高いモデルが多いため、中古車が予算100万円圏内で狙えるようになるには、新車時の人気や中古車市場での残存価値など、険しい条件をパスしていなければならない。
そういった意味でも、2代目ハリアーの存在はとても貴重である。予算100万円でラグジュアリー系SUVを探しているなら、2代目ハリアーを視界から外すことは避けるべきだ。
それでも、手持ちのカードは1枚のみ。それだけでラグジュアリー系SUVを攻略するのは難しい。
そこで注目したいのが日産 ムラーノ(初代)だ。
厳しい条件下では初代ムラーノが有利なケースも!
生産期間は2004年9月~2008年8月。エンジンは2.5L直4と3.5L V6の2タイプ。ボディサイズは2代目ハリアーよりやや大きい。もともと北米マーケット向けモデルだったゆえか、デザインは個性的だ。
似ている車が他にないため、いまだにその存在感は色あせていない。
また、本革シートを標準装備するなど、よりラグジュアリー度の高い3.5L車が予算100万円圏内で狙えるのもナイスなポイント。
しかも「本革シート付き」「走行距離8万km以下」「修復歴無し」という厳しい条件下では、2代目ハリアーより対象物件が多くなるというミラクルもある。
いずれにせよ、初代ムラーノは流通量が少ないのでエース級のカードとは言いがたい。
それでも、予算100万円×ラグジュアリー系SUVという厳しい戦いで、奇跡の逆転劇を起こしてくれるかもしれないワイルドカードとして、手の内に控えておきたい魅力的な選択肢だ。
▼検索条件
日産 ムラーノ(初代) × 総額100万円以下 × 全国この記事で紹介している物件
あわせて読みたい
- 西川淳の「SUV嫌いに効くクスリをください」 ランボルギーニ ウルスの巻
- 5年落ち以内が車両本体価格200万円以下から狙える! スタイリッシュな輸入車SUV4選
- VIP=セダンの時代は終わった!? ラージサイズミニバンの2列4人乗り仕様で、極上の贅沢を味わおう
- 9年連続エンジン・オブ・ザ・イヤー2.0~2.5L部門賞を受賞した「2.5L直列5気筒TFSIエンジン」搭載の狙い目モデル3選
- 【試乗】新型 フォルクスワーゲン T-Cross│「TさいSUV」はハッチバックよりもどこが欲張りか? 実際に乗って考えた
- アルピナマジック!~大人の車好きがたどり着く、ひとつの極致~【カーセンサーEDGE7月号】
- 新しいこだわりが凝縮されている、プジョー流PHEV 3008 ハイブリッド4【Car as Art !】
- トヨタ RAV4の中古車が増加中|超低走行車が総額250万円から!
- 西川淳の「SUV嫌いに効くクスリをください」 ボルボ XC90 リチャージの巻
- 元教習指導員オススメ! 総額100万円以内で買える“脱ペーパードライバー”にぴったりなモデル【SUV編】