緊急時にも頼もしいランドローバー ディスカバリー3を本体250万円以下で
2017/07/12

豪雨がデフォルト!? だから最大渡河深度に注目
今年も大雨による災害が起きています。被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。
毎年のように「ウン十年に一度」「観測史上最大」という冠がつく異常な雨に降られるようになりました。土砂崩れや河川の氾濫などによる大きな被害が出ています。かつて「異常も、 日々続くと、 正常になる。」なんて宣伝コピーがあったのですが(※坂本龍一のアルバム『戦場のメリークリスマス』のポスターに使われた)、こうも毎年続くのでは、もはや「異常」ではないですね。
今年の梅雨はあまり降らなかったなぁ……なんて安心していると、今度は豪雨や台風が襲います。これは実際に体験しないと、危機感をもつのはなかなか難しいものです。でも、異常な雨が当たり前になっている今、備えることを真剣に考えておくべきなのかもしれません。
で、これはカーセンサーの記事ですから、車選びを軸に対策を考えてみました。車で対策などと言っても自然の驚異に対しては微力かもしれません。ですが、この選択によって助かる可能性も小さくはないはずです。
結果、たどり着いた選択は「ランドローバー ディスカバリー3」です。オフロード性能の高さというの話だけなら、日本の道路事情的にはもう少しコンパクトなSUVの方が良いかもしれません。が、私が目をつけたのはディスカバリー3の最大渡河深度が700mmってところです。

オン/オフ性能、使い勝手……中古車のコスパが抜群
渡河深度というのは、水深○○mmまでなら安全に走れますよというものです。オフロードを楽しむ際に川を渡ったりする場合もあるため、こういった性能に長けています。なので、川のようになった道路はもちろん、線路下をくぐるアンダーパスに水がたまったとしても700mm以下なら通過できるわけです。
テレビのニュースで冠水した道路に果敢にチャレンジする軽自動車とかを見ると、無事に通過できるのかとても心配になってしまいます。こうした万が一の場合に、渡河性能の高い車なら脱出できる可能性が高くなります。
もちろん、他の車も調べてみました。メルセデス・ベンツ GLE(現行型)やBMW X5(現行型)は500mm。セレブに人気のメルセデス・ベンツ Gクラスで600mm、同Gクラスの特別仕様車「G550 4×4スクエアード」は1000mmです。そしてトヨタのランドクルーザー(現行型)がディスカバリー3と同じ700mmで、レンジローバーは900mmとなっています。
渡河性能だけで見ればランドクルーザーやレンジローバー、G550 4×4スクエアードでもいいわけですが、価格が違いすぎるのです。原稿執筆時点(2017年7月7日)での中古車平均価格で見てみると、ランドクルーザーは543万円、レンジローバーは旧型のヴォーグで442万円、現行モデルは1000万円以上します。Gクラス4×4スクエアードは1台見つかりましたが、3000万円オーバーと素敵なお値段。対するディスカバリー3は227万円と比較的手が届きやすい価格帯です。


一方で新車時価格は498万~865万円もした車ですから、インテリアは結構高級感もあるし、テレインレスポンスのモード切り替えの恩恵もあってオンロードの乗り心地にも定評がある車です。また、7人乗れますので、たまに大勢乗せなきゃならない用事が発生した際にも活躍してくれます。
台風や豪雨の脅威はまだしばらく続くと思いますが、みなさま、くれぐれもお気をつけください。
▼検索条件
ランドローバー ディスカバリー3 × 本体価格250万円以下 × 走行距離10万km以下 × 修復歴ナシあわせて読みたい
【試乗】トヨタ ランドクルーザー70(再々販モデル)|現代に蘇らせた意味を再考する
【試乗】新型 BYD シーライオン7|BEVの特性を生かした足回りでワインディングも器用に走る上級クロスオーバーSUV!
最新型レンジローバー新車価格値上げに絶望した人に贈る「半額で買えるコレ、ランドローバー人気SUVの代わりにどうですか?」5選
【試乗】新型 アウディ S5アバント|エンジンフィールが気持ちいい! マイルドハイブリッドを備えた新ネーミングの基幹モデル
【試乗】トヨタ クラウンクロスオーバー RS ランドスケープ|ラリーレイド風の特別モデル。後々必ず語られる1台だろう
イギリス車の代表的なメーカー一覧|魅力や車種、ランキング、歴史を輸入中古車評論家が解説!
フェラーリ 458の中古車価格約3000万円に絶望した人に贈る「半額ちょっとで買えるコレ、最後のV8自然吸気モデルの代わりにどうですか?」5選
4WD(四輪駆動)とは? オススメ車種一覧15選、2WDとの違いやメリットを解説!
三菱 ランサーエボリューションVIの魅力を再検証! 中谷明彦が語る開発秘話は? Z世代モータージャーナリストはランエボ試乗で“良さ”がわかるのか? 【カーセンサー中谷塾】#1
マツダ新型CX-80&CX-60の内装が素敵すぎるが「イケてるインテリアのSUV」は他にもある!オススメ5選を紹介