平均価格が3カ月で約30万円ダウン! 初代インプレッサスポーツのD型が狙い目!
2017/05/21
日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した現行型がヒットしていますが……
「第37回2016-2017日本カー・オブ・ザ・イヤー」で、悲願のカー・オブ・ザ・イヤーに輝いた現行型スバル インプレッサスポーツ、インプレッサG4。新開発のスバルグローバルプラットフォームを初採用し、走りの質が大きく向上。また、アイサイトver.3の全車標準装備、前席、サイド、カーテンエアバッグが標準装備で、運転席ニーエアバッグ、さらに国産車初となる歩行者保護エアバッグをメーカーオプションで選ぶことができます。
そんなインプレッサは発売後約1カ月で月販目標台数の4倍を超える1万10550台を記録。その後も目標を大きく上回る台数が売れています。
旧型の初代となるスポーツ、G4ともにD型が大きく値落ち
新型インプレッサシリーズが登場したことでおいしさを増したのが、旧型インプレッサスポーツ/G4です。一般的に新型がデビューすると旧型の相場は下がりますが、新車と旧型の高年式車を比較する人が一定数いるため急激に相場が下落することはありません。ところが新型車に話題が集中すると先代と比較する人が減ってしまうため、希に先代が驚くほど相場を下げることがあります。インプレッサスポーツ/G4が今まさにこの状態なのです!
その中でも、最もオススメしたいモデルがD型と呼ばれるもの! 一般的に国産メーカーはフルモデルチェンジの間にマイナーチェンジを1~数回行い、さらに細かい仕様変更を必要に応じて行います。しかしスバルは、ほぼ1年ごとに装備や機能を見直す“年次改良”という手法をとっています。そのためスバルファンはフルモデルチェンジしたモデルから年次改良ごとにA型、B型、C型……と呼んでいます。
旧型インプレッサスポーツ/G4は2014年11月に登場したD型で一般的なマイナーチェンジに匹敵する大きな変更を行いました。まだ初回車検を迎えていないD型は、インプレッサスポーツが3カ月で約29万円(218万円 ⇒ 189万円)、インプレッサG4は3カ月で約26万円(187万円 ⇒ 161万円)と平均価格が驚くほど下がっているのです! 5月18日時点カーセンサーの掲載台数は、インプレッサスポーツが63台、インプレッサG4が21台となっています。
2014年11月以降は機能、質感ともに大きく向上
しかし肝心なのは旧型が買って満足できる車かどうかですよね。その点は自信を持って「アリ!」と言えます。現行型はプラットフォームの他に足回りも大きく変わり、上質な乗り味に。インテリアはプレミアム性が高められ、欧州車のような質感が与えられています。しかしインプレッサのプレミアム化は、旧型からスタートしたのです。
初代インプレッサスポーツ/G4は、2007年より発売されていたインプレッサシリーズ(インプレッサハッチバック/インプレッサアネシス)よりホイールベースを25mm拡大して室内空間を広くし、ウインドウまわりの設計も見直し解放感が高められた。インテリアには高級車で多く採用されるソフトパッドも使用されています。
搭載エンジンは同じ新世代水平対向エンジンで、1.6L(FB16型)と2L(FB20型)になります。旧型インプレッサに搭載される新世代ボクサーエンジンは登場時から評判は上々で、とくにCVT(リニアトロニック)のマッチングの良さに定評があり、2Lはどの速度域でもパワー不足を感じることはありませんでした。1.6Lも、パワー/トルクともに余裕が生まれています。
初代インプレッサスポーツ/G4のイチオシは平均価格が大きく下がっているD型(2014年11月~2015年9月生産)で2Lのアイサイト搭載グレードです。この年次改良により、アイサイトはバージョン3へと進化しました。バージョン3はステレオカメラが刷新されカラー画像化したことで先行車両のブレーキランプも認識できるようになっています。さらに約40%の広角化・望遠化を実現したことでより広い範囲を認識できるようになりました。
ちなみに、1.6LモデルはD型の時点ではまだアイサイト設定グレードがありませんでした。その後2015年10月に登場したE型で1.6Lにもアイサイトが設定されているので、もし1.6Lのアイサイト付きにこだわるなら、台数は少ないですがE型に的を絞って探しましょう。
D型への変更でインテリアに金属調の加飾が施され、ピアノブラック調パネルやシルバーステッチも採用されました。さらにUSB電源が2つ追加されたことで、スマートフォンの充電がしやすくなっています。
機能が大きく進化し、利便性も向上しているのに相場が下がっている旧型インプレッサスポーツ/G4の高年式車。今が狙い目ですよ!
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