▲買い。TOYOTA MR-S

今注目すべきオープン2シーター

日本ではオープン2シーター市場は縮小しつつある、といつもいわれています。それでも自動車メーカーは、常に車好きを満足させるオープン2シーターに力を入れています。最近ではマツダ ロードスターがフルモデルチェンジしましたし、ホンダは軽自動車のオープン2シーター、S660を投入しました。

いつの時代でもオープン2シーターはスポーツカーの代名詞です。オープンエアという非日常に加えて、コンパクトゆえにライトウェイトという利点があります。そのためハンドリングマシンとしてのポテンシャルの高さも魅力でしょう。そこで注目したのがトヨタ MR-Sです。

MR-Sは車両重量およそ1tで、エンジンはミッドシップ。ただ新規に専用開発されたパーツは少なく、既存のラインナップからパーツを流用することで新車時価格を抑えていました。タイヤは四隅ギリギリに配され、まるで同時期のロータスエリーゼです。奇しくもエンジンはトヨタがロータスに供給さえもしていました。

オープンエアを楽しむだけでもイイですし、走らせる喜びを知るにもイイでしょう。個人的にはコツコツ手を入れてサーキットマシンにしたらさぞ楽しいだろうなぁ、と想像を膨らませるほどです。

▲MR-Sのソフトトップは手動ですがコンパクトにまとまっており、開閉操作も意外に簡単です ▲MR-Sのソフトトップは手動ですがコンパクトにまとまっており、開閉操作も意外に簡単です
▲必要なものが必要な場所にあるインパネ。ギミックや豪華さはありませんが、スポーツカーらしくスッキリしています ▲必要なものが必要な場所にあるインパネ。ギミックや豪華さはありませんが、スポーツカーらしくスッキリしています

中古車相場下落は新型ロードスターが影響?

そんなMR-Sが今、狙い目となっています。デビューから15年以上が経っており、中古車相場も底値に近い状態でしたが、直近3ヵ月で約71万円から約64万円へと7万円も平均車両価格が下落しています。これはおそらく新型ロードスターの影響でしょう。

210台から248台までMR-Sの掲載台数が増えていることから、MR-Sオーナーが新型ロードスターに乗り替えたのだと考えることができます。また、同時期の旧々型ロードスターと旧型ロードスターが相場をキープしていることから、旧々型&旧型ロードスターの需要は低下せず、相対的に対抗車であるMR-Sの“商品力”が下がったとも推測できます。

つまり、新型ロードスターの登場により、「供給」が増えたのに「需要」は低下したことがMR-Sの相場変動の原因だと思われます。

結果、カーセンサーアフター保証対象車でも総額100万円以下、ものによっては総額60万円台からでも狙えます。新車時登録から時間も経ってきましたが、アフター保証対象車なら万が一のトラブルの際も安心。絶対スピードが速くなくとも、車との一体感、そして運転する楽しさを思い出させてくれます。

アフター保証対象となるのは新車時登録から13年以内が条件ですから今後どんどん対象外となる物件も増えていくので、今のうちに好条件の物件を手に入れてみてはいかがでしょう。

▼検索条件

トヨタ MR-S×総額100万円以下×CSA保証対象車
※プランでCSA保証を付けた場合、総額100万円台を超える場合がありま す