100万円以下でアルファロメオ。

苦手な(?)夏が終わり、いよいよイタ車の季節到来!

いよいよ9月ということで、夏の盛りに比べればずいぶん涼しくなってきました。で、涼しくなると乗ってみたくなるのがイタリア車、特にイタリアを代表するブランド「アルファロメオ」です。なぜ「涼しくなる=アルファに乗る」かといいますと、中古のアルファロメオって猛暑の中で乗るとなんか壊れちゃいそうなイメージがありますから……。

いや、もちろん実際はそんなこともないのですが(最近のラテン車はフツーに丈夫なんです)、しかし国産車と比べれば熱や湿気などに弱い部分は確かにあるかもしれませんので、「秋以降がアルファロメオの本番!」と捉えても、ある意味で、間違いではないでしょう。

そしてアルファロメオという車は、特に最新のモデルではなくちょっと前までの、昔ながらのV6エンジンが現役だった時代のアルファロメオは、ぜひ人生一度は所有していただきたい逸品です。人間の本能のような部分に強烈に訴えかける官能的フィーリングのエンジンと内外装の造形は、きっとあなたの人生に何らかの好影響を与えるはずです。いやホントですよ!

▲ちなみに写真はアルファGTVの3L V6DOHC。その音といい回転感覚といい、これ以上気持ちいいエンジンはちょっと他に見当たりません。これ以上気持ちいいのはスーパーカーのエンジンだけかも? ▲ちなみに写真はアルファGTVの3L V6DOHC。その音といい回転感覚といい、これ以上気持ちいいエンジンはちょっと他に見当たりません。これ以上気持ちいいのはスーパーカーのエンジンだけかも?

今、中古車として「おいしい」のは156と147

そして今、手頃な予算で「エンジンとデザインが楽しめるアルファロメオ」を狙うとしたら、最適なのはアルファ156とアルファ147でしょう。それ以前の、例えば90年代前半の「アルファ155」あたりですとさすがに年式的にちょっと古いですし、最近のモデルは、もちろん全体としてかなりステキではあるのですが、エンジンの官能性という部分では少々の疑問符もあります。そしてそもそも、中古車相場もまだそんなにお手頃ではありませんしね。

しかし156/147であれば予算的にかなりお手頃です。具体的には支払総額で80万円ぐらい、高くても100万円ぐらいを見ておけば、走行距離がそう多くない「カーセンサーアフター保証付き」の物件が狙えるでしょう。昔と比べればずいぶん信頼性が向上したアルファロメオですが、不安な部分もないとはいえませんので、業界随一の保証レベルといっても大げさではないアフター保証を付帯させておけば安心できることは間違いありません。

▲1998年5月から2006年2月まで販売された中型サルーン、アルファ156。エンジンは2.5L V6または2L直4で、トランスミッションは5MTの他にセミATの「セレスピード」と、普通のATがありました ▲1998年5月から2006年2月まで販売された中型サルーン、アルファ156。エンジンは2.5L V6または2L直4で、トランスミッションは5MTの他にセミATの「セレスピード」と、普通のATがありました
▲こちらは2001年10月から2011年3月までの長きにわたり販売されたハッチバック、アルファ147。こちらのエンジンは2Lまたは1.6Lの直4で、トランスミッションは5MTまたはセレスピードになります ▲こちらは2001年10月から2011年3月までの長きにわたり販売されたハッチバック、アルファ147。こちらのエンジンは2Lまたは1.6Lの直4で、トランスミッションは5MTまたはセレスピードになります

ただ、国産車のカーセンサーアフター保証は期間中(半年~3年間)、保証範囲内であれば車に不具合が起きても何度でも無料で修理できますが(※半年プランは累積30万円まで)、輸入車の場合は期間中(半年~2年)の保証整備費用が累積80万円までという制限があります(※半年プランは累積30万円まで)。

「中古のアルファロメオで、累積80万円分までしか修理してもらえないのはちょっと不安だ……」と思う人もいるかもしれません。気持ちはわかりますし、もちろん「絶対大丈夫ですよ!」ともいえないのですが、基本的には「期間中の修理費用が80万円を超えてしまうケースはそう多くないのでは?」というのが、これまで様々な中古アルファロメオの実態を取材してきたうえでの印象です。

多少の手間とお金はかかりますが、それだけの価値はあります!

極力コンディションの良い個体を選び、納車整備をしっかり施しておけば、中古のアルファロメオといえどもそう簡単に壊れるものではありません。さらに納車された後は「5000kmごとといわずに3000kmごとを目安にエンジンオイル交換を行う」「ちょっと異音や異変の予兆を感じたら、すかさず専門工場で点検してもらう」ということを心がければ、なおさら故障発生のリスクは低くなります。

もちろんこれらの行動は正直けっこう面倒くさいですし、それなりにお金もかかります(なにせ3000kmごとを目安にオイル交換しちゃうのですから……)。

でも、そういった面倒くささや出費に対しても十分な「お釣り」が来るぐらい、アルファ156やアルファ147というのは本当に気持ちのいい、アガる車なんです。それが総額100万円以下で、しかも業界随一の保証付きで手に入るのですから、試してみる価値は大いにあると思うのですが、どうでしょうか。

ということで、これからの涼しい季節をアツく過ごしてみたい人は、ぜひ総額100万円以下のアルファ156およびアルファ147にご注目ください。

▲鬼のような鋭さで跳ね上がるタコメーター(回転計)と世界的テノール歌手のようなエンジンの「歌」を感じながら、走る。……いやもうホント最高ですから、ぜひ人生一度はお試しを! ▲鬼のような鋭さで跳ね上がるタコメーター(回転計)と世界的テノール歌手のようなエンジンの「歌」を感じながら、走る。……いやもうホント最高ですから、ぜひ人生一度はお試しを!

▼検索条件

アルファロメオ アルファ156&アルファ147×総額100万円以下×CSA保証対象車
※プランでCSA保証を付けた場合、総額100万円を超える場合があります