予算60万円!コンパクトSUVより小さな軽SUVに今こそ注目
カテゴリー: 特選車
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2014/08/29
“ウルトラコンパクト”でも悪路走破性は抜群
パジェロミニには独自のプラットホームが採用されています。また、他のモデルとの共有部品が少なかったといわれています
リアシートを畳めばフルフラットな荷室スペースが生まれます。2名乗車なら、かさばる荷物にも十分に対応できます
新車デビューから約16年経過していますが、いまだに現役な現行のジムニー。歴代モデルから連綿と引き継がれた悪路走破性が強みです
最低地上高は200mmで、フロントシートからの視線は軽自動車とは思えないほど高め。昔ながらのデザインもたまりません
総額60万円以下で狙える超コンパクトなSUV
先日コンパクトSUVのレクサス NXがデビューし、注目を集めました。欧州勢の高級車ブランドもこぞってコンパクトSUVをラインナップしており、今流行りのボディタイプと言えるかもしれません。ただNXの新車価格は428万円~で、決して身近な存在とは言い切れません。ヴェゼルやハスラーなどお手頃なモデルも出ていますが、まだまだ中古車としては高値です。
そんな中「コンパクト&リーズナブル」をキーワードに中古車市場を眺めてみると、軽クロカン・SUVの存在に気づきます。今回紹介するのは、惜しまれつつも絶版となった三菱 パジェロミニや、約16年間生産され続けている現行モデルのスズキ ジムニー、いずれもそんじょそこいらのSUVに勝る悪路走破性を備えた凄い軽自動車なんです。両車とも「宣伝しなくても売れる」とまことしやかに語られたほどですから。
しかし、両車ともに総額60万円以下でカーセンサーアフター保証対象車が十分に購入可能。コンパクトSUVが欲しいなら、さらに“コンパクト”なパジェロミニとジムニーを狙ってみるのもアリだと思います。
快適性ならパジェロミニ、悪路走破性ならジムニー
パジェロミニはその名のとおり、三菱 パジェロの“軽自動車版”。アフター保証対象になるものは2代目で、モノコックボディを有しています。
静粛性、街乗り寄りな快適性を重んじたセッティングはスズキジムニーより“都会派”と言えるでしょう。4WDモデルは副変速機を備えていてオフロード性能もバッチリ。2WDをラインナップしているのは「クロカンの雰囲気を手軽に楽しみたい」という需要にも応えてのことでしょう。
ジムニーは1970年に初代がデビューし、アフター保証対象となるのは現行モデルにあたる3代目。パジェロミニとの最大の差は、モノコックボディでなく軽量で強靭なラダーフレームが採用されていることでしょう。
オンロードでの乗り心地はパジェロミニに若干劣るものの、悪路走破性は普通のクロカンとも同等に渡り合えます。悪路走破性を考えれば、モノコックではボディが“割れて”しまう恐れがあり、昔ながらのラダーフレームの優位性は誰しもが認めるところ。軽自動車ですから絶対的速さやパワー感は少ないものの、ジムニーの悪路走破性は圧巻です。
両車とも軽自動車ながらSUVですので、目線は高く、ひとたびオフロードを走れば本格派ぶりに驚かされることでしょう。大人4名乗車も可能ですが、2名乗車で後席を倒せば広大な荷室スペースが生まれます。秋のキャンプ、冬のスキー……。人それぞれの楽しみ方ができますよ。
今から4WD需要が増える冬までが狙い目か?
一般的に軽自動車は値落ちしにくく、パジェロミニもジムニーも値落ち率が大きいわけでもありません。直近3ヵ月の平均中古車相場を見ると、パジェロミニが横ばいで約50万円。ジムニーが夏休み前の行楽需要があったのか若干値上がりし約89万円です。冬前にはまた需要の高まりがあるかもしれませんが、秋にかけて中古車相場が落ち着きそうなので狙うなら今です。
具体的に物件を見ると、パジェロミニが20万円台後半から、ジムニーが40万円台からアフター保証対象車が狙えます。多走行気味だったとしても、アフター保証を付けておけば万が一のトラブル時でも財布が痛まないのは心強いと思います。
コンパクトで愛くるしいルックスなのにクロカン・SUVとしての性能が凝縮された本格派。世界に類を見ない軽SUVは、実は天然記念物級の珍しい存在でもあります。ぜひ物件をご覧になってください!
※プランでCSA保証を付けた場合、総額60万円を超える場合があります