Q. 車庫証明が自分で取れと知っていたら、代行費用は払わなかった!

車庫証明書を自分で取れることを車の購入後に知りました。お店からそんな説明は一度もなかったので、車庫証明代行料を返金してほしいです!

A. 「車庫証明代行費用」と記載の契約書に捺印した以上返金は難しい

確かに、手数料がかかるものなら説明があってもよかったでしょう。しかし、見積書には「車庫証明代行費用」と記されているはず。「契約書に捺印=契約に納得」したことになりますので、一方的に返金を求めるのは難しいでしょう。

とはいえ、一般常識からかけ離れた代行費用を請求されている場合は別です。1万~2万円の金額が一般的な相場ですが、これを大きく上回り、5万円、10万円となれば、ある程度返金を交渉する余地はあると考えられます。いずれにせよ、契約時には車庫証明の代行を含め、不明な費用に関しては必ず内容を聞くようにしましょう

車庫証明書の取得は手間はかかりますが、自分で手続きをすれば、諸費用の節約になりますよ。

ここがポイント!

一般常識からかけ離れた代行費用や、不明な費用があれば必ず内容を聞くこと。不要な費用であれば断ることもできます。

■使える法律用語■

車庫証明書(しゃこしょうめいしょ)
正式名称は「自動車保管場所証明書」。申請に必要な書類は、①自動車保管場所証明申請書、②車庫の所在地を記入する用紙、③賃貸駐車場の場合は保管場所使用承諾書、自宅駐車場の場合は自認書。この3枚を警察署に提出する。