新車の場合は走りが良くて装備が盛りだくさんのグレードが 最上級となり、価格も高く、誰もがほしいもの。しかし中古車では 『最上級グレード=人気グレード』とはあてはまらない そこで今回は人気車種や売れ筋車種の「お買い得グレード」をリサーチ ボディタイプによって買いのグレードが異なる新法則を発見した!
VITZ
トヨタ ヴィッツ(現行型・2005年~)
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超オススメ
1.3U
コンパクトカー随一の安全装備を誇る1.3U
ライバルのフィットに比べると1.3L車の価格が高めなこともあって低価格に設定された1.0Fがよく売れていて、中古車市場での流通も1.0Fが中心となっている。とはいえ、ビジネスユースのBやベーシックなFは装備が貧弱な感じが否めない。オプションでいろいろ装着しているならいいが、実際にはそんな中古車はなかなか見つからない。ここは充実装備の1.3Uを狙っていこう。このクラスでは珍しく、SRSサイドエアバッグ&カーテンシールドエアバッグまで標準装備されている。走りにもこだわりたい人には大穴のスポーティグレード、1.5RSがオススメだ。
大穴 1.5RS
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CUBE
日産 キューブ(現行型・2002年~)
超オススメ
1.4EX
中古車で買うからこそ上級のEXを狙いたい
 現行型のキューブは初期型で中間グレードの1.4SXがよく売れていて、中古車の流通もこの1.4SXが中心となっている。だが中古車で選ぶなら装備の良い1.4EXを選びたい。オートライトやインテリジェントキー、オートエアコンなどの便利装備をはじめ、アルミホイールなども標準で装備されていたから、買った後の満足度もEXのほうがずっと高い。滑らかな走りと好燃費のエクストロニックCVT仕様車ならば、さらに狙い度アップだ。
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FIT
ホンダ フィット(現行型・2001年~)
超オススメ
1.3W
豊富な流通台数の中から装備が優れた1.3Wを探したい
 新車時には割安グレードとして1.3Aがよく売れたが、中古車を買うときには1.3Aでは物足りないところがある。搭載エンジンは1.3Lで十分によく走るが、装備に関して充実の上級グレード、1.3Wを選びたい。使い勝手に影響する決定的な装備の違いは電動格納式ドアミラーや昼夜切り替え式ルームミラーなど。さらにエアコンのオート機能の有無や本革巻きステアリングホイールなどもあるので1.3Wのほうがよいと言えるのだ
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SKYLINE
日産 スカイライン(旧型・2001~2006年)
超オススメ
350GT
中古車で買う今こそ徹底的に走りの性能にこだわろう
 スカイラインにはこのセダンとクーペ、2種類のボディが設定されている。クーペを買う場合には、350GTしかないのだが、セダンの場合には2.5~3.5Lの3種類があって、2.5L車がよく売れたから中古車も豊富に流通している。新車購入時に走りを求める人はクーペに流れ、セダンは250GTでお買い得感を求めたユーザーが多かったのだろう。でもスポーティな走りこそがスカイラインの本質。2.5Lエンジンと3.5Lエンジンとでは動力性能の違いが大きいし、3.5L車は素早いシフトチェンジが可能なCVTを採用しているなど走りの面にも大きな差がある。キビキビとした走りを350GTで楽しんでほしい。
大穴 250GT FOUR
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PRIUS
トヨタ プリウス(現行型・2003年~)
超オススメ
1.5G
グレード間による差は少ないS-VSC搭載の1.5Gを狙いたい
 プリウスの場合はそれほどグレードにこだわる必要はないのかもしれない。実際、燃費性能に優れ、1.5Gより安い1.5Sのほうが新車ではよく売れているし、中古車流通量が多くて選びやすいのも事実である。ただ、横滑り防止の安全装備S-VSCが、1.5Gには標準で1.5Sには設定がない。ステアリング制御も加わったSVSCはプリウスならではのものであり、できればこちらを選びたい。
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LEXUS GS
レクサス GS(現行型・2005年~)
超オススメ
430
余裕あるパワーと安全装備で上級の430に軍配
 レクサスGSはようやく中古車ーの流通が増えてきたところ。直噴+ポート噴射を組み合わせたV6の3.5Lもデキは良いが、V8の4.3Lエンジンにはさらに大きな余裕がある。また車両の挙動を安定させる最新の機構であるVDIMは、430には標準装備されるが350ではオプションでも設定されず標準的なVSCが装備されるにとどまっている。安全装備からも430のほうがオススメだ。
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Report/松下 宏 Photo/奥村純一
※この記事は、カーセンサー関東版12号(2007年6月7日発売)の特集をWEB用に再構成したものです