スズキ スペーシア ▲丸目ランプと盛り上がった左右フェンダーが与えられるとの情報を得てイラスト化した次期スペーシア。ネオレトロな雰囲気が打ち出されるかもしれない

新型スペーシア、ワゴンRに先立って登場か?

2023年度の後半にスズキの軽自動車ラインナップが一新されるようだ。モデルライフの長さを考慮すれば次に刷新されるのはワゴンRのはずだが、市場では大空間ワゴンの方が売れていて他社との競争も激化していることから、先にスペーシアがモデルチェンジされる見通しだ。

現行スペーシアは2017年12月にリリースされ、1年後の2018年12月に第3のモデルとしてギアが追加。これが追い風となり、タントを引き離して大空間ワゴンの販売ランキングで2位に躍り出た。

次期型では、すでに現行モデルに用いられている軽量プラットフォームの「HEARTECT(ハーテクト)」が継承されることは想像に難くない。
 

スズキ スペーシア▲ラインナップに欠かせない「カスタム」も継続設定されるはずだ。こちらには押し出し感の強いメッキグリルが採用され、ワンクラス上の迫力と質感が実現されるだろう

最新のパワートレインに刷新

エンジンは、ツインインジェクターやクールドEGRが織り込まれて燃焼効率が改善された最新の「R06D」型に置き換わる可能性が高い。

ISG(スターター兼ジェネレーター)によるハイブリッド機構も踏襲される可能性が高い。ただ、スズキは売価と燃費性能のバランスを考慮し、構成要素の見直しを進めている。

新型スペーシアでも同様でモーター、バッテリーともスペックが落とされるかもしれない。これに伴って、次期モデルはモーターでのクリープ走行が不可能になりそうだ。
 

スズキ スペーシア▲現行ハスラーへの搭載を皮切りにワゴンRスマイルやアルトにも横展開が進んでいる「R06D型」エンジン。ツインインジェクターやクールドEGRが織り込まれている
スズキ スペーシア▲リチウムイオン電池は10Ahから3Ahに縮小される可能性が高い。その結果、モーターでのクリープ走行は不可能に

2023年秋のジャパンモビリティショーを要チェック!

エクステリアは標準車、カスタム、ギアの3タイプが揃うだろう。カスタムには存在感の強さを発揮するメッキグリルが受け継がれ、幅広いユーザー層にアピール。

これに対してギアでは愛嬌ある丸目ランプがワゴンRスマイル並みに拡大・強調され、これに引っ張られて標準車も同じく丸目マスクを得るかもしれない。

お伝えしてきた次期スペーシアは正式デビューに先駆けて、東京モーターショー改めジャパンモビリティショーで初披露される公算が大きい。

※2023年5月19日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2023年12月
■全長×全幅×全高:3395×1475×1765(mm)
■搭載エンジン:660cc 直3
 

文/マガジンX編集部
写真/マガジンX編集部、スズキ