マツダ ▲マツダの新型3列シートSUV「CX-80」が2023年11月頃に発表される可能性が高い。ホイールベースとリアドアが20cmほど延長され、併せてリアオーバーハングとキャビンが拡大、室内には3列シートが配され2列目には左右独立のキャプテンシートが用いられる可能性も!

マツダ CX-80、新型3列シートSUVとして登場か?

上位移行したいユーザーを他社に流出させず囲い込めるように、マツダはエンジン縦置きの新しいアーキテクチャーを開発した。CX-60に起用されたこのコンポーネントを用いた3列シートSUVが国内に導入される。

周知のとおり、CX-60は2列シート5人乗りのSUVだが同車をベースにした3列シート車となるようだ。こちらはCX-80と命名される。

ホイールベースが20cmほど延長されてリアドアが伸ばされ、併せてリアオーバーハングも拡大。2人掛けの3列目シートが備えられる。その3列目シートでも開放感が得られるようリアクオーターウインドウは専用に形状に設計される。
 

マツダ CX-60▲CX-60で世に送り出されたエンジン縦置きアーキテクチャー。PHEVを成立させるために大容量バッテリー搭載も想定して開発された。海外では拡幅版が用いられてCX-70とCX-90が販売される
マツダ▲3.3L直6ディーゼルターボは純エンジンとハイブリッド用ではスペックが異なる。ラージ商品群に用いられる8速ATはトルコンレスの自社開発ユニットだ

この類の3列シート車は、最後部席に座ると背後にバックウインドウがあって追突時の被害が心配になってしまう。マツダは国内法規にとどまらず、米国の法規で定められている厳しい基準での追突試験も行って安全性を確認している。

CX-5とCX-8の関係と同じく、フロントノーズやインパネはCX-60と共有されて統一感が演出される一方で、ディテールは作り分けられる可能性もある。メッキ加飾や内装のマテリアルで差別化か。
 

海外にはワイドボディ車も投入

CX-80は、2023年10月下旬から開催されるジャパンモビリティショーで初公開される公算が大きい。正式発表は同年末、もしくは2024年初頭か。

CX-80は日本とヨーロッパを中心に販売される。より全幅の広い堂々とした車が求められる北米や豪州にはワイド版が投入される計画で、CX-70およびCX-90と名付けられる。こちらは先に3列シート車であるCX-90が発表される模様で、早ければ2023年初頭にもアンベールか。

※2023年1月20日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2023年11月
■全長×全幅×全高:4980×1890×1690(mm)
■搭載エンジン:3.3L 直6ディーゼルターボ 他
 

文/マガジンX編集部
写真/マガジンX編集部、マツダ