探索バラエティ動画「Bosensor」でBoseのセンサーにビビッときた中古車3台を紹介

日本のヒップホップシーンで名曲を作り続けているスチャダラパーのMCであるBoseが、ぶらりと車を見て回る探索バラエティ番組『Bosensor』。今回は1980~1990年代の国産ネオ・クラシックカーを扱う販売店「ボーダレス」を訪問した。

この記事では、Boseのセンサーにビビッときた中古車3台を紹介。動画では未公開となったBoseのコメントを交え、車の詳細な情報をお届けする。

なお、動画はカーセンサーの公式YouTubeで視聴できる。こちらも要チェックだ!
 

▲前編の動画はこちら!
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スチャダラパー

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1990年にデビューし、1994年「今夜はブギー・バック」が話題となる。以来ヒップホップ最前線で、フレッシュな名曲を日夜作りつづけている。スチャダラパーが満を持してYouTubeチャンネルを開設! 詳しくは公式HPへ。愛車はフィアット ウーノターボなど

ホンダ シビックセダン

>ホンダ シビックセダン

1983年9月にフルモデルチェンジした3代目シビック。ファンの間では「ワンダーシビック」と呼ばれている。3ドアハッチバックと4ドアセダンがラインナップされ、車高を高くした5ドアステーションワゴンの「シャトル」も登場した。

セダンのパワートレインは3種類。最高出力が80psの1.3Lキャブレター、90psの1.5Lキャブレター、ホンダが当時のF1エンジンにも採用した電子制御式燃料噴射システム“PGM-FI”を搭載して100psの1.5L PGM-FIが設定されていた。

今回見つけたのは、1985年に追加されたグレード「35Z」。1.5Lエンジンを搭載しており、パワーステアリングやリフト機構付きフロントシートなど当時の高級装備が搭載されていた。当時のマグネシウムホイールが付けられていたのも希少だ!
 

Bose
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ほぼノーマルの状態で今日まで残っていたワンダーシビックのセダン。奇跡だなぁ。アメリカの田舎に行くとおじいちゃん、おばあちゃんが日本車のコンパクトカーに何十年も乗り続けているのを見かけることがある。まさにそんな感じだよね。

日本だと湿気が高いからボディが錆びやすく、大事にしていても同じ車に乗り続けるのは大変。だからこそ、こういう中古車を見つけるとカッコよく見えるんだ。このまま乗っても良いし、アメリカ仕様っぽくカスタムしても可愛いはず!

ホンダ シビック

ホンダ シビック

1987年9月にフルモデルチェンジした4代目シビック。「グランドシビック」との愛称で呼ばれていた。3代目と同様に3ドアハッチバックと4ドアセダンがあり、5ドアワゴンに当たる「シャトル」も用意されていた。

デビュー時のパワートレインは4種類。最高出力が82psの1.3Lシングルキャブ、91psの1.5Lシングルキャブ、105psの1.5Lデュアルキャブ、そして130psの1.6L DOHCが設定されていた。

見つけた物件は、1989年9月のマイナーチェンジで追加されたスポーツモデル「1.6 SiR II」。最高出力160ps の1.6L DOHC VTECエンジンを搭載し、ビスカスカップリング式LSDや四輪アンチロックブレーキ(ALB)もオプション設定していた。
 

Bose
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旧車のスポーツモデルが好きな人にとっては王道の選択肢だと思う。印象的だったのは、車両本体価格が278万円という事実! 旧車はお金をかけて楽しむものだけど、シビックもネオクラシックカーとして高級車の領域に入ってきたと思うと複雑だなぁ……。

実はこの物件は、数年前にカーセンサーで取材したオーナーが乗っていたもの。売っていた中古車が同じお店に戻ってくる、お客さんたちがそのお店を信頼している何よりの証しじゃないかな。

スズキ キャリイ

スズキ キャリイ

キャリイは言わずと知れた軽トラックの代表格。初代は1961年に登場した伝統あるモデルで、今回チェックしたのは1979年にフルモデルチェンジした7代目だ。

7代目キャリイでトピックとなったのは、新設計のボディ。当時の軽自動車規格は「全長3.2m以下/全幅1.4m以下/排気量550cc以下」。1976年1月に登場した6代目は5代目のボディを拡大して対応したのに対し、7代目は骨格から設計し直したボディを採用した。

こちらの物件は、水冷2サイクル直列3気筒エンジンを搭載した1980年式。しかし、走行距離はわずか1.6万km、そのうえ取扱説明書や記録簿も残っているという“奇跡”の個体だった。
 

Bose
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「古くて可愛い日本車」って1つのジャンルを確立している気がする。このキャリイも色といい、デザインといい、プラモデルのように見えるのが良い! カフェで店の前に置いていたり、キッチンカーとして使っていたりすると、すごくオシャレ。オーナーのこだわりを感じるからね。

カスタム好きの間では今、軽トラが注目されている。軽トラをリフトアップしたり、アウトドア仕様にしたりする人もいるし、こういう車をベースに遊んじゃうのもアリかも!

文/高橋満(BRIDGE MAN)、写真/綱島剛(DOCUMENT)