ホンダ SUV ▲ロングルーフが用いられてワゴン型のフォルムを身につける新型SUV。キャビンだけでなくラゲージルームの広さもアピールポイントに掲げられるだろう。シビックと同じ1.5L直4ターボが搭載されそうだ

SUV商品群の拡充を検討する、ホンダ

海外に追随して日本でも火がついたSUVブーム。その潮流をにらんで、ホンダが商品群の拡充に乗り出す。モデルチェンジ後も高い人気を保っているヴェゼル、そして世界戦略車であるCR-Vの間に投入される新型車とは。

新型SUVは、センタータンク方式を採用するヴェゼル派生車なのかと思いきや、新型シビックと同じプラットフォームが用いられるようだ。

シビックベースとなれば、パワートレインには改良された1.5Lターボが用いられる公算が大きい。また、2022年にシビックに追加される「e:HEV」も同様に設定されるだろう。

シビックへの搭載にあたって、「e:HEV」の味付けが見直されるとの情報もあるため、フィットやヴェゼルのユニットとは異なる可能性が高い。車格を加味すると、エンジン排気量は2Lか。
 

ホンダ▲2021年4月のモデルチェンジで寸法はほぼそのままに、大きく見えるルックスへと生まれ変わったクーペSUVの先駆者的モデルがヴェゼルだ。ハイブリッド機構が2モーター式に刷新されたのもポイント
ホンダ CR-V▲国内では約2年の休止期間を経て海外よりも2年遅れの2018年に発売されたCR-V。待望のハイブリッド車がラインナップされ、ガソリン車には1.5Lターボを起用。3列7人乗りモデルも新設定された

身内の既存モデルとどのように売り分ける?

ヴェゼルともCR-Vとも異なる新しいSUVを、ホンダはどのように売り出すのか。

街乗り重視のスタイリッシュなイメージが売りのヴェゼルと差別化すべく、こちらはアクティブにアウトドアライフを楽しむユーザー層がターゲットに定められるのではないか? と予想する。

最近、ホンダのマーケティングは迷走している印象も否めない。それだけに、どんな施策が打ち出されるのか気になるところだ。

※2021年11月19日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
 

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2022年9月
■全長×全幅×全高:4500×1800×1625(mm)
■搭載エンジン:1.5L 直4+ターボ
 

text/マガジンX編集部
photo/マガジンX編集部、ホンダ