新ジャンルの開拓車!? デザイン×カラーで指名買い【吉田由美の勝手にハピバ】 #005 スズキ ハスラー
カテゴリー: クルマ
タグ: スズキ / ハスラー / 吉田由美の勝手にハピバ / 吉田由美
2021/11/19
こんにちは、カーライフ・エッセイストの吉田由美です!
カーセンサーの本でも連載している企画「勝手にハッピーバースデー」。
この企画では、発売したタイミングをその車の誕生日と見立てて、○年後に○歳おめでとう! と勝手にお祝いをしていきます。
スズキ ハスラー(初代)を勝手にハッピーバースデー!
今月お祝いするのは2014年1月に発売されたスズキの初代ハスラーです。
この車が登場した時は、衝撃的でした!
特徴的なエクステリアデザインもさることながら、「Dr.スランプ」のアラレちゃんのCMの印象も強いです。
車のCMなのに漫画になっているのが新鮮!
アラレちゃんの元気で楽しそうなイメージは、ハスラーにピッタリです。
そういえばちょうどその頃、メルセデス・ベンツ日本も新型AクラスのCMで日本のアニメとコラボしたり、「Perfume」が3Dアニメーションになったりしていました。
いま振り返るとそのようなプロモーションが流行した時代だったのかもしれませんね。
でも、確かにハスラーは、絵に描きやすいフォルム。
軽トールワゴンとSUVを合わせたスタイルは、それまでの軽自動車のファミリー感や実用的な足グルマのイメージとは異なるもののような気がします。
スズキは本格的なクロカンのジムニーも販売していますが、対してハスラーは街乗りSUVという新しい発想。
確かにいいとこついてます!
もちろん、新しいジャンルということもありますが、エクステリアデザインがかわいいのは最強です。
丸いライトと小さめのフロントグリル。
え? よく見るとヘッドライトは丸だけではなく、電球を横に置いたようなデザイン。
下部分のシルバーのバンパーガーニッシュはクロームではないので、輝きは控えめ。
このおもちゃ感がいいのよねえ。
しかも、目線が下方向にいくので踏ん張り感が出てきます。
こういうとろ、やっぱりスズキは上手いわあ~。
リアのライトは小ぶりで丸と四角を組み合わせた縦型タイプ。
「HUSTLER」のバッジもキュートです! と言いつつ、私には鼻腔を広げるテープ「ブリーズライト」に見えますが(笑)。
さらにこの車を印象づけたのはボディカラー。
とりわけピンクの明度はかなり高く、どんな車にも負けないオーラ全開。
この子は、白ルーフに白のホイール、サイドミラーも白とあざとすぎるコンビネーションです。
ピンクというと女性と子供に人気と思うかもしれませんが、街で見かけるピンクのハスラーには、意外とオジサマの姿が多く見受けられます。
これはスズキの嬉しい誤算なのかも。
当然、車内もかわいいづくめ。
つるんとしたシートにショッキングピンクのパイピングはかなりインパクトがあります。
インテリアパネルも白でエクステリアと統一感がありますが、注目はアナログなスピードメーターの小窓!
エンジンをかけると「HELLO」、エンジンを止めると「SEE YOU」の文字が!
他にもハスラーのバックドアが開いてトランクが置かれているグラフィックなど、何種類かのグラフィックが出てきます。
このような演出があると、ドライブの気分も上がりますよね!
さらに、ハスラーはかわいいだけでなく便利な機能もあります。
助手席シートの下には取り外し可能なシューズボックスが内蔵。
プラスチックの樹脂製なのでシューズボックスとしてはもちろん、汚れ物や濡れた物を入れたり、お買い物にも使用できます。
また、座面を前に跳ね上げて背もたれを前に倒せばテーブルとしても使用可能!
ハスラーは、軽自動車に抵抗を感じている人でも、指名買いしたくなる存在となったこと間違いなし。
というわけで、スズキが作った新しい軽トールクロスオーバーは当然人気者になったわけです。
いいデザインは、時が経っても古さを感じませんね。
8歳ハッピーバースデー!
▼検索条件
スズキ ハスラー(初代)×全国カーライフ・エッセイスト
吉田由美
短大時代からモデルを始め、国産メーカーのセーフティドライビングのインストラクターを経て「カーライフ・エッセイスト」に転身。車回りのエトセトラについて独自の視点で、自動車雑誌を中心にTV、ラジオ、WEB、イベントなどで広く活動中。様々な車を紹介するYouTube「吉田由美ちゃんねる」も好評配信中!
今回の撮影にご協力いただいた「リバーサイド エルザ16号町田ショールーム」は総在庫180台の大展示場完備。国産車から輸入車まで幅広い車種がズラリ。取材日にはピンク色のハスラーが初代と新型の両方あり、比較しながら車を見ることができました!