トヨタ GR86 ▲間もなく登場予定のトヨタ GR86。写真のボディカラー「スパークレッド」は5万5000円高となり、「クリスタルホワイトパール」が3万3000円高となるようだ。RZは無償でスポーツタイプではない標準仕様のブレーキパッドも選択できる

注目のスポーツモデル、価格が判明

いよいよ発売間近に迫ったGR86の価格が判明した。

マガジンXスクープ班が入手した情報によると、エントリーモデルの「RC」は279万9000円、中核の「SZ」は303万6000円、最上級の「RZ」は334万9000円で発売される。

現行モデル発売時に設定されたものの、2015年に廃止されたカスタマイズベースの「RC」が再ラインナップされるのは朗報だろう。

「SZ」と「RZ」には引き続きAT車も用意されるが、MT車との価格差は現在の6万8200円から16万3000円に跳ね上がる。

これは、待望の「アイサイト」が装備されるためで、後退時ブレーキアシストやアダプティブクルーズコントロール、自動ハイビームなども備えられる。
 

トヨタ GR86▲86の購買層(トヨタ調べ、一部マガジンX編集部予想)
トヨタ GR86▲86の車両本体価格(マガジンX編集部予想)

エンジン排気量をアップしながらも価格は据え置き

注目すべきは中核グレード「SZ」だろう。エンジン排気量が400cc拡大されるにもかかわらず、価格は約303万円に据え置かれている。

ただし、アルミペダルがオプション化されるなど装備は厳選される模様だ。

今回の世代交代でトヨタは20代以下が購入者全体の30%を占めるよう、若者に売り込んでいく計画を掲げているようだ。

300万円前後という決して安くはない価格設定で、この目標を達成できるのか注目したい。

ちなみに、現行モデルにおける20代以下の占有率は2012年に11%だったものが16年には16%、そして20年に20%と徐々に上がっている。

トヨタとしては、強気の計画でもイケるだろうともくろんでいるようだ。

※2021年10月22日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2021年10月
■全長×全幅×全高:4265×1775×1310(mm)
■搭載エンジン:2.4L 水平対向4
 

text/マガジンX編集部
photo/マガジンX編集部、トヨタ