スバル インプレッサXV▲今回9歳の誕生日をお祝いするのは、2012年10月に登場したスバル インプレッサXVです!

こんにちは、カーライフ・エッセイストの吉田由美です!

カーセンサーの本でも連載している企画「勝手にハッピーバースデー」。

この企画では、発売したタイミングをその車の誕生日と見立てて、○年後に○歳おめでとう! と勝手にお祝いをしていきます。

今回は、今年10月にちょうど9歳を迎えるスバル インプレッサXVをお祝いしたいと思います!
 

スバル インプレッサXVを勝手にハッピーバースデー!

今月は2012年に発売された2代目「スバル インプレッサXV」です。

そうそう! 初代と2代目のXVには、「IMPREZA(インプレッサ)」という冠が付いていて、名前のとおりインプレッサに追加されたモデルでした。スバルの売れ筋モデル、かつ、世界戦略車でもあります。

「インプレッサスポーツ」名としては、初代になった通算4代目のインプレッサをベースにしたクロスオーバーSUVで、日本の機械式駐車場にも収まる嬉しいサイズ(全高1550㎜)なのです。(ルーフレールなしの場合)

特に都心部に住んでいる人にとって、これは大事なポイントです。

というわけで、ご対面した2012年型「インプレッサXV」。今から9年前か……。
 

スバル インプレッサXV

何といっても印象的なのは、ボディカラーの「タンジェリンオレンジ・パール」。オレンジといっても実車を見るといろいろありますが、このボディカラーは明度が高すぎない感じのオレンジ。

そのせいか、オレンジでも派手すぎません。なのに、XVといえばこのオレンジが浮かぶぐらいインパクトがあります。色のパワーは大事ですよね。

そんな色の印象が強いせいもありますが、そちらに気を取られて(?)パッと見た目、あまり現行型と変わっている感じはありません。

初代から2代目のインプレッサXVではだいぶ変わりましたが、2代目から現行型ではライトやフロントまわりなど、もちろん細かいディテールや安全装備は確実に現行型の方が進化しているものの、パッと見た目の印象は同じ。
 

スバル インプレッサXV

XVのディテールでSUVらしいアイテムといえば、外観的にはルーフレール。コンパクトでも “SUV” という一丁前な雰囲気を漂わせます。

ただし、インプレッサXVのこのルーフ付きだと全長1550㎜を超えてしまうのでご注意ください。
 

スバル インプレッサXV ▲お花っぽく見えるホイールも“XVらしさ”を演出
スバル インプレッサXV

発売当時は気がつかなかったけれど、改めてよく見たらこんなものがあったー! と思ったのが、ボディサイド上にあるドアバイザー(サイドバイザー)。

ドアバイザー? と思って調べてみたら、これは国産車特有のもののようです。

エアコンが今ほど発達していない頃は、雨の日に少し窓を開けても雨が入ってこないとか、駐車時に少しだけ窓を開けておける、などといったメリットがあったようですが、今は見なくなりましてね~。

これは今はほとんど見られなくなったので、日本の車文化の足跡とも言えますね。
 

スバル インプレッサXV ▲ラゲージの入り口にあるラバー。これは傷防止によさそう
スバル インプレッサXV ▲シートはファブリックですが、 シンプルで座り心地もよさそう
スバル インプレッサXV

でも何といってもこの車は最上級グレードの「2.0i-L アイサイト」。ステレオカメラによる「アイサイト(Ver.2)」が標準装備されています。

今やスバルといえば「アイサイト」というイメージが強いので、これは嬉しいポイントです。

2代目XVのカタログ表記は「インプレッサXV」なのに、車には「インプレッサ」の表記はなく、ただの「XV」のみ。これは、すでに「スバルXV」に変わることを示唆していたのでしょうか?

正式には、2013年のハイブリッドモデルの追加時に「インプレッサ」が取れて「XV」になっています。

ちなみに、2代目「インプレッサXV」の発表日は2012年9月25日。この日私は、フランス・パリで開催されているモーターショー(モンディアル・ド・ロトモビル)、通称「パリサロン」取材の真っ最中。

スバルのブースには、「インプレッサ」表記のない欧州仕様の「スバル XV」が展示されていました。

その後、カラフルなXVは街中でもよく見かけたので、欧州でも人気者になったようです。
 

スバル インプレッサXV

ちなみに……パリサロンといえば2年に1度、偶数年に開催されます。

実は、私はその前の2010年のパリサロン取材の翌日、日本に帰国する日に時間があったのでエッフェル塔に観光に行ったときに、スリ被害に遭うという……。

現金はもちろん、パスポート、免許証、クレジットカードなどなど、根こそぎ持って行かれ、大変な思いをして帰国したのに、次の2012年のパリサロンにもこりずに行っているという……。

だって好きなんだもん! パリが(笑)!

とはいえ、もちろんカードや現金はその後、2つに分けて持つようになり、さらにパスポートやカードなどはすべてコピーを取っています。

去年から海外出張には行っていませんが、皆さんも海外に行かれる際は、お財布の2つ持ち&コピーをオススメします!
 

▼検索条件

スバル インプレッサXV(2代目)×全国
文/吉田由美、写真/柳田由人
吉田由美

カーライフ・エッセイスト

吉田由美

短大時代からモデルを始め、国産メーカーのセーフティドライビングのインストラクターを経て「カーライフ・エッセイスト」に転身。車まわりのエトセトラについて独自の視点で、自動車雑誌を中心にTV、ラジオ、WEB、イベントなどで広く活動中。人気ブログ「なんちゃってセレブなカーライフ」も更新中!