トヨタ ノア/ヴォクシー ▲トヨタ社内で2種類のデザイン案が進行していることから、モデルチェンジ後もノアとヴォクシーの両ブランドが存続する可能性が高い。ノアのフロントマスクには現行モデル似の水平バーが、ヴォクシーにはデリカD:5を思わせる別置きヘッドランプと大きなエアダクトが与えられる

ミニバン専用新プラットフォームを採用

次期アルファードより先に登場する次期ノア/ヴォクシー。つまり、TNGA世代のミニバン専用プラットフォームは、次期ノア/ヴォクシーで実用化される。

このシャシーは、エンジンベイなど前半部分を既存のGA-Cプラットフォームから流用しつつ、後ろ半分はフラットで低い床を作り出すために専用設計となるもの。

現行モデルと同じく燃料タンクは薄く設計されて、車体の床下左半分に置かれる。
 

トヨタ ヴォクシー▲プリウスからシステムが流用されて、待望のハイブリッド仕様がラインナップされた現行型(写真はヴォクシー)。カタログ燃費は23.8㎞/Lを実現している。3列目シートの位置まで、ロングスライドさせられるキャプテンシートも用意

ハイブリッド仕様に電気式4WDを新設定

新型での注目点は、ハイブリッド仕様に後輪を電気モーターで駆動する、「E-FOUR」と呼ばれる4WDシステムが新設定されること。積雪地ユーザーにとって朗報となるに違いない。

前述のとおり、シャシーがGA-Cプラットフォームから流用されるため、トレッドが広がって全幅は1700mm超の3ナンバー幅に達する見込みだ。

ただ、すでに現行エアロ仕様が3ナンバー幅にもかかわらず、広く支持されているため問題なく売れるだろうとトヨタは考えているようだ。

次期ノア/ヴォクシーだが、2021年末に発表されるものの、生産開始と発売は2022年初頭に先送りか。

※2021年8月18日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2021年12月
■全長×全幅×全高:4695×1730×1820(mm)
■搭載エンジン:1.8L 直4+モーター 他
 

text/マガジンX編集部
photo/マガジンX編集部、トヨタ