日産 ノートAURA ▲新型ノートとはラジエターグリルやフォグランプまわりが異なっていることがわかるノート上級車。AURAと名付けられる模様

違いが強化され、質の高さをアピール

新型ノートに3ナンバー幅の隠しダマが控えていることをキャッチした。「ノートAURA(オーラ)」と命名される追加モデルは、ディテールが作り分けられて上質感が打ち出される。

外観には、専用設計のワイドフェンダーが与えられて全幅は30mm増の1725mmに達する。リブ状の紋様が配されるVモーショングリルは、ライティングによって夜間に輪郭が浮かび上がる。

ノート標準車には設定がない、17インチのタイヤとホイールの採用や流れるウインカーなど、上質感訴求および差別化が図られるようだ。
 

専用シートなど内装もクオリティアップ

日産 ノートAURA▲2つの画面が並ぶコックピットやブリッジ式コンソールはノートと同じだが、インパネ上面にフェルト素材が貼られるなど内装は質感アップを遂げる。アウディのバーチャルコックピット同様メーターパネルに地図画面を表示することも可能

内装にもワンクラス上を感じさせる作り込みが随所に施される。遮音ガラスにより、高い静粛性が実感できるに違いない。シート表皮には、ツイード素材が用いられるが本革シートのレザーエディションも用意される。

ナビ画面と横並びに配されたメーターパネルは、ノートのセールスポイントのひとつだがAURAでは12.3インチのフルカラー画面に差し替えられる。地図の表示も可能になる点は見逃せない。

なお、オーディオにはBOSE社のパーソナルプラスサウンドシステムがオプション設定され、海外専売車マイクラに採用済みのヘッドレスト内蔵スピーカーが起用される。
 

専用「e-POWER」を搭載

パワートレインがノート標準車と異なる点も驚きだ。モーターは85kW/280N・mから100kW/300N・mに増強(4WDモデルの後輪モーターはノートと同様)。おかげで一段と力強い発進加速が体感できるの違いない。

アリアに通ずるテイストが打ち出されるノートAURAは、VW ポロやアウディ A1など海外のプレミアムコンパクトをライバルに据えている。

再びプレミアムコンパクトを世に問うことで、消費者を呼び戻せるのか。2021年3月下旬の発表が楽しみだ。

日産 ノート▲内外装の質感も上がり、さらに洗練された「e-POWER」により人気を博している現行ノート。2020年11月に国内販売されている
※2021年1月22日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2021年3月
■全長×全幅×全高:4045×1725×1505(mm)
■搭載エンジン:電気モーター+発電用1.2L 直3
 

text/マガジンX編集部
photo/マガジンX編集部、日産自動車