スチャダラパーBoseが日本が誇る高級車「センチュリー」に乗る20代女性オーナーに会いに行ってきた
2020/02/26
スチャダラパー Boseが一度取材した珍車・名車を“実際に購入した人”に会いに行く今回の企画。あの時の珍車・名車は今誰の手に……!?
スチャダラパー
Bose
1994年「今夜はブギー・バック」が話題となる。以来ヒップホップ最前線で、フレッシュな名曲を日夜作りつづけている。5月5日にはデビュー30周年記念公演『スチャダラ2020“アメージングヒューマンレガシー”』をLINE CUBE SHIBUYAにて開催。詳細は公式HPへ。愛車はフォルクスワーゲン ゴルフIIとフィアットウーノターボ
えっ、初めて買った中古車がセンチュリー???
国産車にも高級車と呼ばれるものはたくさんあるけれど、他とは一線を画す独特の存在感があるモデルがある。それがトヨタ センチュリー。
日本の高級車は基本的にオーナーが自ら運転するドライバーズカーなのに対し、センチュリーはハイヤーとしての需要や企業のオーナーなどを運転手さんが送迎するショーファードリブンとして開発されたもの。
また、2代目センチュリーをベースに御料車“センチュリーロイヤル”が作られたのも有名な話だよね。
そんなセンチュリーも一時期はVIPカーのベース車として人気が出たことがあり、今もカーセンサーnetを見てみると150台弱の中古車が掲載されているんだよね。
今回は「BU -BUコレクション」の計らいで、て2代目センチュリーを選んだオーナーと対面! 一体どんな人なのだろう?
イタリアでファッションの仕事をする20代女性が選んだ初めての愛車
編集部 事前にお店に話を聞いたら、女性オーナーだって言われました。どんな人なんですかねえ。
松村優菜さん Boseさんはじめまして。
松村さん 私はファッションの世界に憧れていて、4年前に単身イタリアに渡ったんです。日本に帰るのは半年に一度くらいだったので、その時は軽自動車のレンタカーに乗っていました。でも昨年から2ヵ月に一度くらい日本に戻ることになり、しかもイタリアのデザイナーをアテンドするので自分の車があった方がいいかと思って……。
松村さん イタリアでも車の移動するときはレンタカーだったから、このセンチュリーが初めての愛車です!
編集部 初のマイカーがセンチュリー。日本中探してもいなそうですね……。
松村さん イタリアから帰ってきたときに乗るから、クラシックな雰囲気の日本車がいいなと思ったんです。でも私は車に詳しくないからネットでいろいろな写真を見て、「これ、カワイイ!」と思いました。
松村さん お店で実車を見て大きさにビックリしましたが、なんとかなるかとも思って(笑)。今、一生懸命運転を練習しています。
松村さん イタリア人には車好きが多いから「日本の高級車だよ」って話すと喜んでもらえるかなとも思ったんです。
松村さん 車両本体価格は55万円でした。
松村さん 2000年式で買ったときの走行距離は約17万kmだったけれど、車はものすごくキレイでした。何よりこのデザインを気に入ったので、本当にいい車に出合えたなって思っています。
V12エンジンて何? そんなこと知らない
松村さん 後部座席のカーテンとか、アナログの時計とか、エクステリアデザイン以外もすごく気に入っています! ドアを開けたところにある“CENTURY”というフォントもカッコいいし、鳳凰のエンブレムもカワイイ。もうひとつ気に入ったのがこのボディカラーです。他の車ではあまり見ない色だなと思って。
松村さん やっぱり大きくて大変(笑)。特に駐車場探しが大変ですね。月極駐車場もセンチュリーと話したら何件も断られたし、外出先で駐車場を探すのも一苦労です。でも走りは本当に最高! 今まで軽自動車ばかりだったので、アクセルを軽く踏んだだけで力強く走っていく感じが気持ちいいです。
松村さん あの……ボディの横にもV12って書いてあるんですけれど、V12ってなんですか?
編集部 車を走らせるための力を発生させる“爆発”を起こす場所(気筒)が12個あるんです。国産車では一番大きなエンジンですよ。
松村さん エンジンのこととか知らなかったです(笑)。でも確かに高速道路を走ると100km/hでもスーッと静かに走るから気持ちいいです。軽自動車のレンタカーだと結構うるさかったですね。それと私は何もしていないのに前を走る車が避けてくれるんですよ。
松村さん 私、普通に走っているだけなんですけどね……。
松村さん はい! 乗りたかった車を手に入れられたから大満足です! イタリアのデザイナーに「ロイヤルファミリーと同じ車だよ」と話したら驚いていました。
【Boseの称賛タイム】海外から日本を見たからこそ選べた車。自分が信じた道を進もう!
センチュリーのオーナーに会うことが決まったとき、一体どんな人が来るのだろうとビビったけれど、まさか20代の女の子だったとは!
いい意味で期待を裏切られてすごく楽しかったな。
おそらく彼女も学校を卒業して普通に日本で暮らしていたら、きっとこの車には目を向けなかったはず。
海外から日本を見て、日本人がなかなか気づかない日本ならではの良さに注目したのじゃないかな。
細かいことを気にせず今を楽しんでいる感じが伝わってきたのもうれしかったな。
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