日産 デイズ ▲仮に外板パネルなど、大半のパーツがデイズから流用されたら、日産の小型EVはこんな姿で登場するだろう。特徴のひとつは、左右ヘッドランプを結ぶメタル調ガーニッシュだ

日産が軽分野のEVを投入

日産が、三菱と開発を進めている軽自動車サイズのEV。2020年以降に投入が目されている、このモデルに迫っていく。

エンジン車と比べて、限られた航続距離が足かせになりやすいEVは、短距離移動にこそ向いている。街中を移動するためのシティコミューターや、配送車に適していることは言うまでもないだろう。

軽自動車サイズのEVは、ある意味、本命と言えるモデルとなるかもしれない。

三菱 ekワゴン▲三菱では、eKワゴンをベースにしたEVが販売されそうだ。シャシーはエンジン車から流用か

i-MiEV後継者として三菱も兄弟車を販売

日産は、2019年の東京モーターショーに、軽自動車サイズのEVコンセプトを出品し、市販化を予告した。プレゼンでは、新開発のEVプラットフォーム(EV専用とは言及されていない)採用などが、見どころに掲げられた。

市販時には、軽自動車サイズが踏襲される模様だが、場合によってはわずかに規格を飛び出して、登録車扱いになる可能性も否めない。

EV専用車として登場することも考えられるが、一方で確実に減価償却を進められるように、デイズと車体骨格や一部のボディパネルが共有されるのでは? との見方もある。

上に掲載した予想CGは、デイズとの関係が色濃く残された場合の姿を予想したものだ。

なお、三菱は兄弟車として、eK-MiEVを発売する公算が大きい。これに伴って、i-MiEVは生産が終わって、商品群から姿を消すだろう。

※2020年1月24日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2020年以降
■全長×全幅×全高:3395×1475×1645(mm)
■搭載エンジン:電気モーター
 

text&photo/マガジンX編集部