フォルクスワーゲン ポロGTI(4代目・現行型)ってどんな車? マンガで詳しく解説!【人気車ゼミ】
2019/11/15
国内外、様々なモデルの魅力をテクノロジー視点で解説! ちょっとマニアックで難しい専門的な知識も、楽しく分かりやすくマンガで紹介していきます。
講師紹介
自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。車に乗り込むと即座に車両のすべてを察知。その鋭い視点から、試乗会ではメーカー陣に多く意見を求められている。数々のメディアに寄稿する他、工業高校の自動車科で教鞭を執る。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。
マンガ家
田代哲也
マンガ家・イラストレーター。1997年『週刊少年ジャンプ・サマースペシャル』(集英社)でデビュー。少年マンガ誌、青年マンガ誌、スポーツ雑誌などジャンルを問わず執筆。絵本『田んぼの昆虫たんけん隊』『水泳大好き!トラ』(星の環会)。2004年より東放学園高等専修学校、東放学園映画専門学校で講師を務める。スズキの車を4台乗り継ぎ、現在の愛車はスイフトスポーツ。
重要ワード(マンガ内※)解説
同じハッチバックということもあり、ゴルフよりも小さなポロは「ゴルフの弟分」的な見られ方をすることが多い。ゴルフの全幅が1735㎜に拡大され3ナンバーサイズになったとき、ポロの全幅は1660㎜で、全長、全高を含め初期のゴルフに近いサイズだった。
タイプIと呼ばれるモデルで、ビートルの愛称で多くの人に親しまれた。1945年から本格的に生産開始。以来、2003年までに累計約2153万台が生産された。1998年に登場したニュービートル、2011年に登場したザ・ビートルは、タイプIをオマージュしたモデル。
スーパーチャージャーとは機械式の過給機で、これを搭載したG40というモデルが1981年に登場した第2世代のポロに設定された。フォルクスワーゲンが過給機を搭載したのはこのモデルが最初で、ノーマルが最高出力55psだったのに対し、G40は115psに。
日本では3ドアハッチバックがイマイチ盛り上がらない歴史がある。ポロも5ドアが登場したことで一気に日本で定着した。広い居住スペース、深さがあり荷物がたくさん積めるラゲージなど、実用性も高かった。
現行型はフォルクスワーゲンが2012年に登場したゴルフから採用した、MQBと呼ばれるプラットフォームを採用。MQBはいろいろなサイズに汎用できるプラットフォームで、剛性感の高さが好評。
主にヨーロッパで使われる、ボディサイズを基本にした車の分類。フォルクスワーゲンではup!がAセグメント、ポロがBセグメント、ゴルフがCセグメントに分類される。国産車だとトヨタ ヴィッツやホンダ フィット、スズキ スイフトなどがBセグメントになる。
ニスモは日産のモータースポーツを担うブランド。そのニスモがレースで培った技術を注ぎ込んだのがマーチニスモ。専用サスペンション、専用セッティングのパワーステアリングなどが搭載される。
ホンダで初めてタイプRが設定されたのはNSX タイプR(1992年)。シビック タイプRは1997年に初登場。
ポロのベースグレードであるTSIトレンドラインが上記価格に。TSIコンフォートラインは237万2000円、TSIハイラインは273万3000円になる。
ホットハッチとしての実力が高いポロGTIは、モータースポーツにも多く参戦。かつてポロは世界ラリー選手権のJWRCクラスに参戦(スズキ スイフトも参戦していた)。また、ドイツではポロカップレースというワンメイクレースが行われている。
GTIには専用の前後バンパー、スポイラーなどが装備されるが、他のホットハッチに比べるとベース車との違いは分かりづらい。大きな特徴はフロントグリルからライトにかけて赤いラインが入ること。これはフォルクスワーゲンのGTIシリーズの伝統だ。
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