▲カーセンサー的『映え』を探すこの企画。今回は過去に撮りためたポジフィルムから『映え』な写真を探してみます ▲カーセンサー的『映え』を探すこの企画。今回は過去に撮りためたポジフィルムから『映え』な写真を探してみます

2005年まで主流だったフィルム写真から『映え』をお届け!

皆さんこんにちは。編集部てんちょ~です。

「このランチ超“映え”る! 写真撮っとこ!」

とパチリパチリ。

そんな光景を見ると「早く食べないと冷めちゃうよ?」と思ってしまいますが、そんなことは野暮な話。

2017年に流行語大賞は「インスタ映え」。それくらいみんな大好きな『映え』。

今では、すっかり当たり前。街中や飲食店でパチパチ写真を撮っている人を見ても気にならなくなってきました。

そんな中、何ができるのか考えた結果がこの企画。日々車と接している我々だからこそ世の中に提供できる『映え』があるのではないか、と。

我々の編集部には、様々な『映え』の可能性をもつ素材が眠っています。例えば古い車のカタログや撮りためた写真などなど……

そこで、今回目を付けたのは『ポジフィルム』です。

2005年まで編集部内では主流だったフィルム。デジタルにはない独特の風合いに加えて、写っている車はちょっと古めと、なんだか映えそうな予感しかしません。

そこでポジフィルムを引っ張り出し映える写真をセレクトしたのでお届けします! まずはトヨタ車からどうぞ!!

▲ファイルを引っ張り出してフィルムを選んでスキャンして……結構手間がかかる作業です。今のデジタルデータのありがたみを痛感しました ▲ファイルを引っ張り出してフィルムを選んでスキャンして……結構手間がかかる作業です。今のデジタルデータのありがたみを痛感しました

MR2(2代目・1989~1999年)

▲国産初の2シーターミッドシップとして登場したスポーツカーの2代目 ▲国産初の2シーターミッドシップとして登場したスポーツカーの2代目

伸びやかでエレガントなボディデザインを実現するために、ボディを拡大(全長+220mm、全幅+30mm)した2代目MR2。

オープン感覚が楽しめるTバールーフを採用したグレードもありました。

要のエンジンは先代の1.5L~1.6Lから2L NA&ターボエンジンを搭載してパワーアップ!

スポーツカーといえばやっぱり『走り』。今にもこちらに向かってきそうな、走りを予感させる迫力ある1枚です。

赤と黄色の2台を写真に収め、カラフルな色合いがとっても映えます。

スープラ(2代目・1993~2002年)

スープラ
▲操る楽しさを備えたトヨタの最高峰GTカー! ▲操る楽しさを備えたトヨタの最高峰GTカー!

ボディデザインは先代のイメージをどこか残しながらも、3ナンバーサイズをフルに生かして、張りつめた筋肉と骨格を思わせるマッチョなスタイルに変身しました。

エンジンはパワフルな3L直6のツインターボとNAの2種類で、一部グレードにはゲドラグ製の6MTやビルシュタイン製ダンパーが装着。

またルーフパネルが外せるエアロトップ仕様も設定。映画『ワイルドスピード』で主人公が駆ったマシンでもあり、国外でも人気のモデルです。

フロントフェイスとテールを写したこの2枚。

ずらりと並んだスポーツカーに颯爽と駆け抜けるスープラと美しい山々。

テールの写真は、暗がりに浮かび上がるテールランプとマッチョなボディの陰影がラスボス感を漂わせていて、映える写真です。

2000GT(1967~1970年)

▲トヨタといえばこの名車! 2000GT!! ▲トヨタといえばこの名車! 2000GT!!

トヨタとヤマハにより共同開発されたモデル。生産台数は350台未満と少なく超希少な車です。

当時の大卒の初任給が3万円未満なのに対して価格が238万円と、とても高価な車で、中々一般人は手が出せない車でした。

今でもカーセンサーに物件が掲載されることもあり、超高値で取引されていることから人気であることがうかがえます。レプリカモデルも生産されるなどまさに伝説の1台です。

この写真の2000GTですが真っ赤なボディがまさに映え! 恐らく撮影地は海外でしょうか? 異国感あふれる背景の中、伝説の国産スポーツカーが堂々と構えていてビシッと決まった1枚です。

思わずこのフィルムを見つけたときは「おお!」っと興奮してしまいました。それほど素敵な写真です。

カーセンサー的『映え』な写真はいかがでしたでしょうか?

「映えるね!!」と感じてもらえたら幸いです。

text/てんちょ~(編集部 大平拓摩)
photo/カーセンサー