▲サイドウインドウ下に彫りの深い造型が加えられ、ダイナミックな印象が強まる次期フォレスター。インプレッサと同じ、スバルグローバルプラットフォームに、トヨタから技術供与を受けるハイブリッド機構が搭載される ▲サイドウインドウ下に彫りの深い造型が加えられ、ダイナミックな印象が強まる次期フォレスター。インプレッサと同じ、スバルグローバルプラットフォームに、トヨタから技術供与を受けるハイブリッド機構が搭載される

トヨタからハイブリッド機構を調達

クロスオーバーSUVに、高性能エンジンの組み合わせと、特異なキャラクターから始まったフォレスター。5代目となる次期型には、プラグインハイブリッドもラインナップされて、環境対応が大きく進む。

スバルは、将来の電動化を見据えて、先代XVで自社開発のハイブリッド機構を実用化して世に送り出した。独自のチェーン式CVTに1モーター方式のシステムを組み合わせ、提携に頼ることなく自社でやり遂げた。

しかし、そのハイブリッドも現行XVには、設定されていない。なぜなら、スバルは環境技術の一部を、提携先のトヨタから調達することを決めたからだ。

その搭載車の第1弾となるのが次期フォレスターだ。同車は国内以上に、北米など海外で人気を集めており、5代目にあたる次期モデルが海外(とくに北米や中国)の環境規制を見据えて、開発されていることは想像に難くない。

▲4WDシステムや、動力系が統合制御されるX-MODE、直噴ターボ、チェーン式CVT、EyeSightが搭載されて、商品力に磨きがかかった現行フォレスター(4代目)。オレンジのパーツが配された、X-BREAKの設定も印象深い ▲4WDシステムや、動力系が統合制御されるX-MODE、直噴ターボ、チェーン式CVT、EyeSightが搭載されて、商品力に磨きがかかった現行フォレスター(4代目)。オレンジのパーツが配された、X-BREAKの設定も印象深い

2Lエンジンに、モーターと大容量バッテリーを追加

5代目フォレスターには、プラグインハイブリッドも設定される。外部給電も行える大容量バッテリーは、ラゲージ床下に搭載され、居住性が損なわれることはないだろう。

スバル特有の水平対向エンジンに、トヨタの電動化技術が組み合わされ、ガソリンを使わずにEV走行もできる。走行できる距離は数十kmに及ぶはずだ。用いられるエンジンは、FB20型2Lが有力。

シルエットは現行モデルに似たデザインを踏襲。サイドウインドウ下には、彫りの深いキャラクターラインが設けられて、アグレッシブな印象が強められる。

また、水平基調のフロントノーズは、フェンダーに近い左右部分が高めに設計されて、見切りの良さが追求される。

2018年内に生産が始まる次期フォレスターは、4月の北米ニューヨークモーターショーでアンベールされる可能性が高い。国内では秋以降に発売され、なかなか勢力を伸ばせないままの欧州には、年末または2019年に投入されるだろう。

※2018年2月26日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2018年12月
■全長×全幅×全高:4650×1800×1715(mm)
■搭載エンジン:2L 水平対向4+モーター

text/マガジンX編集部
photo/マガジンX編集部、スバル