2台持ちでロードスターRFとの素敵なカーライフを実現【クローズアップ前編】
2017/06/23
この車に乗るなら……という視点で人気車が持つ魅力に注目するカーセンサー(雑誌)の連載。今回はマツダ ロードスターRFをクローズアップ!
2台持ちを考えれば、車選びは一気に自由に
車選びは楽しくもあり難しくもある。用途に合う車を選ぶ必要があるし、駐車場に入るサイズを選ばないといけない。遅い車はイヤだという人がいる一方で、燃費が悪い車はイヤだという人もいる。何より予算内に収めなくてはならないのが悩ましい。けれど、それもこれも1台ですべてを満たそうとするからだ。2台持つことを考えれば、それぞれの車選びはかなり自由なものとなるはずだ。
例えば、アウディ A1スポーツバックとマツダ ロードスターRFの組み合わせはどうだろう。コンパクトながらリアシートを倒せばかなりの荷物も入るなど、実用性が高く燃費だって悪くないハッチバックが1台あるなら、もう1台はオープン2シーターという、実用性は二の次の車を選ぶことができるのが2台持ちのメリットだ。
荷物がまったく入らないわけではないが、明らかにユーティリティよりもスポーツカーとして理想的なディメンションを優先させたロードスターRFだからこそ、300万円ちょいの価格にも関わらず、その何倍もするスポーツカーにも決して劣らぬ走りの気持ちよさを得ているわけだ。
走りも実用性も叶うのは、2台持ちならではの特権
A1スポーツバック1.0TFSIスポーツが285万円、ロードスターRF VS(MT)が357.48万円で、合計で約643万円。この価格帯で実用性の高さとスポーティな走りを兼ね備えた1台を探してみると、アウディ TTのクーペやロードスター、BMW 4シリーズクーペ、キャデラック ATSクーペ、それにレクサス RCあたりが思い浮かぶ。いずれもいい車には違いないが、A1のハッチバックならではの使い勝手のよさとロードスターRFのピュアスポーツならではの挙動という組み合わせが上回る部分がたくさんあると断言できる。
とはいえデメリットもある。車両価格が同程度でも維持費は2倍近い。駐車場代、税金、保険……。しょっちゅうどっちかの車検がやってくる感覚だろう。それでも、よく探せば東京23区内でもシャッター付きガレージ2台分を含めながらもリーズナブルな家賃の物件を見つけることだってできるはず(今回の撮影場所がまさにそうだ!)。都合よく理想的な物件が見つからないとしても、やや郊外へ引っ越すくらいの価値が2台持ちにはあるはずだ。
【解説した人】塩見智
1972年、岡山県生まれ。地方紙、自動車雑誌を経てフリーランスライターへ。輸入車好きだったのに年々国産車びいきに。NA、NBと乗り継いだロードスター好き。
【関連リンク】
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
- 5年落ち以内が車両本体価格200万円以下から狙える! スタイリッシュな輸入車SUV4選
- 【フェルディナント・ヤマグチ×編集長 時事放談】自動車業界と半導体について(中編)
- 9年連続エンジン・オブ・ザ・イヤー2.0~2.5L部門賞を受賞した「2.5L直列5気筒TFSIエンジン」搭載の狙い目モデル3選
- マツダ CX-8の中古車流通量が増加中! 総額250万円からの選択肢が豊富に
- 【試乗】新型 アウディ A4 アバント│実用性の高いアバントボディがクアトロらしい俊敏な走りとマッチし、絶妙にバランスがとれた逸品
- 【試乗】マツダ MAZDA3ファストバック|その特徴的なデザインにも負けないパワーユニットへ進化した「SKYACTIV X」
- 本場ドイツの名門レース「DTM」が、再び注目を集めるワケ!【EDGE MOTORSPORTS】
- 手ごろなライトウェイトFRスポーツだったマツダ ロードスター(2代目・NB型)も値上がり傾向。狙うなら今しかない!
- 【試乗】新型 フェラーリ 812GTS│獰猛なV12エンジンを搭載しながらも、驚くほどの安定感を魅せる魅惑のスーパーカー!
- 【松岡充さんと行く!】ヘリテージカーの祭典「オートモビルカウンシル2021」レポート(中編)