次期ヴィッツGRMNは、ヨーロッパからの帰国子女?
2016/12/18

GRブランド立ち上げにインパクトを添える
英国ロータスの車にトヨタのエンジンが使われて久しいが、今度は逆に、そのエンジンがトヨタの車に導入される。こんな驚きの手法を用いて開発されているのが、ヴィッツへ2度目の設定となるGRMNだ。
現行ヴィッツは、2017年1月に大規模なマイナーチェンジを受け、ハイブリッドの追加と同時に延命に乗り出す。スポーツ仕様であるG’sは、いったんラインナップから消滅するが、GRブランドの名を掲げて同年秋に再登場するようだ。
GRMNは、GRブランドの立ち上げに際し、より鮮烈な印象を放つ狙いで発売される。

ロータスチューンのエンジンを採用
冒頭で述べたように、フロントノーズには、ロータスがエリーゼに使用している1.8Lスーパーチャージャーが搭載される。ヴィッツの車格や足回りに合わせて微調整が図られ、スペックは最高出力220ps/最大トルク24.5kg−mをマークする。トランスミッションは、6速MTが組み合わされる。
17インチタイヤが備わる足回りには、ザックス製ダンパーを採用。引き締まったハンドリング性能と、突き上げの少ない角の取れた乗り心地が両立されることだろう。
エクステリアには、GRシリーズ共通のエアロバンパーが採用される。中央の四角いエアインテークと、左右の丸型フォグランプが迫力ある表情を作り出し、標準車との違いを演出。ベースは5ドアモデルか。なお、先にGRシリーズと表記したように、このバンパーはGRMNだけでなく、GRスポーツ、G’s改めGRにも用いられて、顔つきに統一感が持たされる。

生産はフランス工場か
ロータスのエンジン搭載と並んで、注目したいのが生産拠点だ。なんと今度のGRMNは国内ではなく、欧州向けヤリス(ヴィッツ)を組み立てている、フランス工場で生産される。
一定の台数が量産され、日本向けには200台が割り当てられる。すなわち、国内では輸入車として扱われるわけだ。いまのところ、価格は前回のGRMNより70万円高い、340万円に設定される見通しだ。
※2016年12月18日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2017年10月
■全長×全幅×全高:3945×1695×1480(mm)
■搭載エンジン:1.8L 直4+スーパーチャージャー
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
トヨタ GR-GTのスペックが判明!? 新型スーパースポーツカー、ニュル24時間レースにお忍び参加の可能性も
先代ヴェルファイアなら150万円後半で買える!? トヨタ人気ミニバン、新型との違いや中古車価格、オススメな選び方を解説!
計14輪生活! 「走ることに取りつかれた男」がロータス エリーゼに行き着いた理由
令和のデートカー5選|現在のオススメをZ世代が紹介!プレリュード復活予定の2025年に選ばれるのはどのモデル?
新型VW パサートのセダン廃止に絶望した人に贈る「代わりこのプレミアムセダン、どうですか?」5選
マツダ RX-8の魅力は速さじゃない!? 中谷明彦とZ世代モータージャーナリストが、ロータリーエンジン搭載スポーツカーの魅力に迫る【カーセンサー中谷塾】#4
自由と絶景とハプニング! ルノー アルカナで行く神様が集まる「神津島」への旅
アルファードが先代なら100万円台後半から狙える? トヨタの人気国産ミニバン、中古車価格や今オススメの買い方・選び方、新型モデルとの違いを解説!
トヨタ スープラ(A90型)生産終了の発表に絶望した人に贈る「代わりコレ、新車在庫がなくなったときに備えてどうですか?」5選
【試乗】トヨタ ランドクルーザー70(再々販モデル)|現代に蘇らせた意味を再考する