ダイハツ 提案型軽ワゴン【スクープ!】
2014/01/14
2013年の東京モーターショーのダイハツブースでは新生コペンが話題を集めた。だが、そんな軽オープンの影に隠れて(?)もう1台ニューモデルが用意されているようだ
ダイハツが発売する提案型商品とは
ヒントは2013年の東京モーターショーにあった
ダイハツは、コペンと並んで提案型商品を投入する旨を明らかにしている。それは、いったいどんな車なのか。答えは、東京モーターショー出品のDECADECAにあった。
DECADECAは、四角い箱を思わせる質実剛健なフォルムで観音開きドアを採用したコンセプトカー。一見すると、タントの大空間思想を昇華させたモデルに見えるが、その方向性は大きく異なる。ショー会場の演出でもアピールされていたように、DECADECAはアウトドアレジャーのツールとして使われることを前提にしている。子育てファミリー向けのタントとは違う層をターゲットにしているのだ。
全高は、タントの1725mmを上回る1800mm超。アウトドア用品は当然のこと、自転車も積める大きなラゲージスペースも備える。また、使い勝手を高めるフックやポケットなどが数多く装備されるはず。市販時には、観音開きドアではなくスライドドアが用いられるだろう。
気になるのは、アトレーワゴンとの差別化だ。商用バン派生でエンジンがキャビン下に搭載されるキャブオーバー型とはいえ、アトレーワゴンも広い荷室を持っておりレジャーに活用しているユーザーが多い。
提案型軽ワゴンは、エンジンをフロントノーズ内に搭載するFFシャーシが採用され、アトレーワゴンより優れた静粛性や、床面の低さ&高い室内高が実現されるだろう。さらにヒップポイントが高めに設定され、乗降性の高さや見切りの良さといったキャブオーバー型の長所を踏襲している。つまり、タントとアトレーワゴンの“良いトコ取り”となるのだ。
※2014年1月14日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません