調査報告書 2011年11月
File No.106

ホンダ オデッセイ / エリシオン 統合ミニバン

※2011年11月24日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

ホンダ オデッセイ 予想イラスト|ニューモデル速報
ホンダ プラグインハイブリッドシステム|ニューモデル速報ホンダ エリシオン|ニューモデル速報

Photo/マガジンX編集部

IMAとは異なる、新構造のハイブリッドシステムを搭載!?

すっかり人気が下火となり、マーケットにおける絶滅危惧種といえる存在が、セダンから派生したタイプの低全高ミニバンだ。イプサム、プレサージュ、グランディスとここ数年の間に廃止されたモデルは数多い。

そうした状況のなか粘り強く残っているのが、同ジャンルの開拓車として一世を風靡したホンダオデッセイだ。File No.082でもお伝えした通り、そのオデッセイも販売不振ながらも、同社の最上級ミニバンのエリシオン(写真右下)と集約されて、新たな3ナンバーミニバンへと生まれ変わる。

マーケットの状況を鑑みるに、そのまま3ナンバーミニバンとしてリリースされても、ユーザーに訴えかけるものは少ない。そこで、次期3ナンバーミニバンには、隠しダマが用意される模様。どうやら、ハイブリッドが用意されるようなのだ。インサイトでハイブリッドの敷居を下げ、フィットハイブリッドで一気に巻き返しに出たホンダの次なる一手というわけだ。

ライバルのトヨタは、エスティマやアルファード/ヴェルファイアなどのラージサイズミニバンのハイブリッド化を推進している。そこに、次期3ナンバーミニバンで打って出ようという作戦だ。ハイブリッドシステムは現行のIMAとは異なる、2010年のLAモーターショーに出展されたプラグインハイブリッド(写真右上)をベースとするシステムになる模様。

駆動用と発電用のモーターが備わる2モーターハイブリッドシステムで、トランスミッションには、エンジンとモーター間のトルク伝達効率に効果的な電気式CVTが採用される。しかもこのシステムは、もっともスポーティなアブソルートに搭載されるという。エコ一辺倒のハイブリッドというわけでもなさそうだ。カタログ燃費は、20km/L程度を想定か。

以上