予算50万円でアシ車になるベストテン【なんでもベスト10】《後編》

新車時には高かったものも
今では手軽に狙える

走りがイイ、見映えがイイ、新車時のうんちくなどなど考えながら、50万円で購入できるコストパフォーマンスの高いアシ車を選んでみました。毎日ガンガン使っても壊れなさそうな雰囲気のある、ラインナップだと思います。さすがに走行距離が多めの中古車ばかりになりがちですが、室内の汚れや整備内容を確認することで、走行距離だけではわからない部分も把握できるので安心感が違います。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。これらの車なら、きっと毎日のお供に活躍してくれます。

第5位はVWゴルフ（旧々型）。3ナンバーサイズとなって、十二分な大きさをもつようになったゴルフIV。プラットフォームはアウディA3やTTなどと共通です。この頃から、急速にゴルフの上質感が増したように思います。必要最低限から、きっちりかっちりした雰囲気の“大人”な雰囲気があるゆる面で漂うようになりました。特に高速安定性が抜群で、とてもコンパクトカーとは思えないほどです。使い古されたフレーズですが「アウトバーン育ち」だから？

第4位はホンダアヴァンシア（絶版）。実はホンダが社運を懸ける勢いで投入した、新世代のステーションワゴンでした。ドアの開閉音にまでこだわって作られた、ってご存じでした？新車時の販売はイマイチでしたが、オイシイ中古車にはなりました。2765mmのロングホイールベースで、室内空間の基本コンセプトは“飛行機のビジネスクラス”でした。軽快感とドッシリ感の両立をうまく果たし、とても50万円で狙えるとは思えないパフォーマンスを誇ります。

第3位はトヨタプロナード（絶版）。「さすがアメリカ生まれ！」と言いたくなるほど広い室内を誇るフルサイズセダンです。背の高いアメリカ人が乗ることを念頭に作られていますからね（笑）。3LのV6エンジンは必要十分なパワーを誇りますしホント、アシ車としては最高のパートナーになってくれることでしょう。ちょっと大雑把に感じる作りや走りは、50万円のアシ車と考えれば許せる程度です。アメリカンな雰囲気たっぷりな、トヨタ車も面白いものです。

第2位は日産エクストレイル（旧型）。徹底したマーケティングリサーチから生まれたSUVです。デビュー当初、“そんな綿密にリサーチしたところでカッコ良くなきゃ売れないよ！”なんて思っていたんですが、見事なまでに大ヒットとなりました（笑）。エンジンは適度なサイズで、ボディも適度なサイズ。あらゆる面で“良い加減”が保たれ、しかもガンガン使える車に仕上がっています。中古車でも大人気で、ようやく50万円くらいでも狙えるようになりました。

第1位はトヨタエスティマ（旧型）。ミニバン人気に眉をひそめたものですが、やっぱり売れているだけのことはあります。車内はそこそこ広く人はたくさん乗れますし、シートアレンジや収納ボックスなど使い勝手が良く、それでいて壊れにくくよく走るんですから（笑）。家族の移動車として、快適な手段であることは誰しもが認めるところです。いざとなれば寝ることだってできますからね。50万円でキャンピングカーを買ったと思えば、かなりお買い得です。