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今週の注目銘柄:日産 ステージア

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■名車譲りの高い走行性能をもつステーションワゴン
日産 ステージア|日刊カーセンサー
日産車の中で、熱いファンが最も多いのがスカイラインだろう。室内や荷室の広さなどの実用性と、高い走行性能を両立しているのが人気の理由。そのスカイライン譲りの高い走行性能を保ちつつ、大きなラゲージルームをもつLサイズステーションワゴンがステージアだ。

2001年に登場した2代目のステージアは旧型スカイラインと同じ新FRプラットフォームを採用、さらに専用開発のリアサスを搭載し高い走行安定性や静粛性を実現している。

エンジンは2.5L、2.5Lターボ、3L、3.5LでいずれもV6。4WDシステムは当時のGT-Rにも搭載されているアテーサE-TSを採用。滑りやすい路面でも安定感は抜群だ。
相場の傾向と対策|日刊カーセンサー
■値落ちもそろそろ鈍り、底値に達するか
日産 ステージア相場表グラフ|日刊カーセンサー

グラフの分析結果は

価格 2010年の2月の中旬から値落ちが加速し、3カ月で平均価格が10万円も下がった。
そろそろ当面の底値に達しそうな気配
台数 値落ちと反比例するかのように2月末を底に右肩上がりで増えている。現在は300台弱でピークといえるかも
距離 中古車物件の平均走行距離は一旦、3月に6.4万kmまで延びたものの、
その後は6.1万km付近まで下がり横這いが続く
2001年10月に登場した2代目ステージア。2007年6月の生産終了から間もなく3年となる。2009年の後半には絶版車人気の影響で、中古車相場が高騰するシーンもあった。そのトレンドも2010年に入ると収まり、現在は平均価格100万円と逆に割安感が高まった。価格帯は19万~268万円とかなり幅広いものの、そのうち60%の物件は100万円以下で購入できる。一方、高価格帯の物件にはオーテックジャパンが手がけたカスタムカーのライダーが並んでいる。中古車は2004年7月までの前期型が多くを占めている。
買いのグレード|日刊カーセンサー
■前期型に設定されたSUV仕様の2.5AR-X
日産 ステージア|日刊カーセンサー 日産 ステージア 相場表グラフ|日刊カーセンサー
おトク度 台数 相場
おトク度|日刊カーセンサーおトク度|日刊カーセンサーおトク度|日刊カーセンサー 8台 64万~128万円
新車価格が270万円スタートのステージア。中古車物件のグレードを見てみると全年式を通じて販売された2.5Lの売れ筋グレードの250RXが最多。次いで250RX FOUR、ターボ車の250tRS FOURと続く。しかし今回オススメするのはオーバーフェンダーを装着し、最低地上高を40mm上げたクロスオーバー仕様のAR-X。しかも2004年7月までの前期型のみに設定された最高出力280psを発生する、2.5Lターボエンジン搭載の2.5AR-Xだ。

新車時価格が356万円と当時、最上級グレードだった2.5AR-X。この原稿執筆時点で流通台数はわずか8台とお宝に近いが、ディスチャージヘッドライトや本革シートなど装備が充実しているにもかかわらず、100万円以下で購入できバリュー感は高い。ライバルのレガシィアウトバックのターボエンジン搭載車はこの価格ではまず手に入らない。まさに今が買い時だ!
Text/萩原 文博