寒い時期こそオープンカーベストテン《前編》【なんでもベスト10】
カテゴリー: クルマ
タグ:
2010/02/01
露天風呂の気持ちよさを車で味わえる
暖房を利かせながらオープンカーの屋根を開けて走れば、露天風呂に浸っているような気持ちよさがあります。頭上は涼しく、首から下は思いのほか暖かいんです。冬の日差しで熱射病になることはありませんから、実は暖かい時期よりも寒い時期のほうがオープンで走るのにはうってつけ。こうしてみるとリーズナブルなオープンカーってたくさんあるものです。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。
第10位はM・ベンツSLクラス(現行)。M・ベンツが誇る最高級2シーターオープンとあって、出来映えは素晴らしいのひと言に尽きます。アクティブボディコントロールと呼ばれるサスペンションシステムは、ボディロールを徹底的に、しかも自然に排除してくれるんです。"魔法の絨毯"と表現できるような乗り心地は、速く快適に移動する手段として最高の道具に徹してくれます。風の巻き込み量の少なさも、特筆すべき点の一つです。もう少し安ければ...。
第9位はトヨタソアラ(絶版)。「ソアラ」という名称は引き継いだものの、従来のスポーティな味とは異なり、ラグジュアリーを意識した車です。デザインも独創的かつ個性的。フラットライドを追求した滑らかさがあるし、静粛性は抜群だし、セルシオ譲りのV8エンジンは低速域からトルクフル。季節を問わず、走りには優雅さがたっぷり漂っています。リアシートに座るのはほぼ不可能ですが、荷物置きと考えれば思いのほか実用的です。200万円台なら買い!
第8位はM・ベンツCLKカブリオレ(絶版)。ちょっとスポーティな雰囲気を醸し出しつつも、M・ベンツらしい快適な乗り心地を満喫できます。柔らかすぎず、硬すぎない足回りの絶妙なバランスは、「さすが」と言わしめます。高速巡航させれば天下一品で、どこまでも車で出かけたくなるほどです。そう大きくないボディですが、大人4名が快適に座れるのも驚かされます。実用的で、優雅で、オープンエアも楽しめるんです。幸せファミリーが思い浮かびます。
第7位はBMW3シリーズカブリオレ(旧型)。エンジンは回すほどに高揚感がありますし、エグゾースト音もスポーティさを意識した低音を放ちます。前後重量バランスの良さのせいか、セオリー通りの運転をすればスポーツカーさながらの走りを満喫させてくれます。あからさまに速いのではなく、資質の高さをうかがわせる上品なスポーティさ、と表現しておきます。新車時価格が高額だったのでフツーの3シリーズよりも走っている台数は少なく、差別化が図れます。
第6位はジャガーXKコンバーチブル(旧型)。同年代のライバルに比べると、走りは古臭いかもしれません。だから、走りに過度の期待を抱くとガッカリするかもしれません。まぁ、XKコンバーチブルでガンガン走る人もいないでしょうが。でも、これほどまでに優雅な雰囲気に浸らせてくれる車も少ないでしょう。たっぷりとしたボディサイズでリアシートも一応ありますが、基本は2人乗り。車との一体感よりも、大きなボートを操っている雰囲気、独特な世界です。