調査報告書 2009年12月
File No.017

日産カザーナ

※2009年12月17日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

日産カザーナ 予想イラスト|ニューモデル速報
日産カザーナ 東モ|ニューモデル速報日産カザーナ 東モ サイドビュー|ニューモデル速報

Photo/マガジンX編集部

予想発表時期2010年5月
●全長x全幅x全高:4020×1695×1595(mm)
●搭載エンジン:1.5L 直4、1.6L 直4+ターボほか

個性的な顔つきはそのまま、全世界で販売される

先日行われた、2009年東京モーターショーの日産ブースで、異彩を放っていたコンパクトSUV、カザーナ(写真右上)を覚えているだろうか。なんとも現実離れしたデザインスタディだと思えたものだが、どうやら市販版にもあのフロントフェイスが採用されるようだ。

日産の英国デザインスタジオが手がけたカザーナのノーズは、横長のエアインテークが配され、その両端には丸いランプが設けられている。一見、フォグランプのようだが、実はここにはヘッドランプが収められている。ボンネット横にあるランプ類は、ポジションランプとターンシグナルのみとなる模様。

サイドビューは、GT-Rを思わせる角張ったウインドウグラフィックスと高めのウエストライン、分厚い下半身が個性的なルックスの演出に貢献している。

外見のみにとどまらず、パワートレインも魅力的だ。搭載されるエンジンは、1.6L直噴ターボが採用される見込み。この小排気量と過給器の組み合わせによるエンジンで、低燃費とパワーの両立が図られている。あとは、1.6Lと1.5LのNAエンジンが用意される。1.5Lには、信号待ちなどの場面でエンジンを停止、CO2排出量や燃費を抑えるアイドリングストップが採用される。

トランスミッションには、副変速機付きの次世代エクストロニックCVTが起用される可能性が高い。発進加速時の力強さ、高速走行時の静粛性が改善されることだろう。この魅力的なスモールSUVは、日本はもちろん、北米、欧州、アジアなどインターナショナルに販売される模様。量産型の披露は、2010年3月のジュネーブショーとささやかれている。

以上