自分の愛車と雪山に出かけてみたくなる

関東地方でも初雪が観測され、いよいよ本格的なウィンターシーズンの到来です。スキーやスノーボードに、家族や恋人、友人たちと出かける機会もあるでしょう。そんなお供にぴったりな車をピックアップしました。コストパフォーマンスを考慮しながら、ちょっと人とは違う差別化が図れる車もランクイン。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。

第10位はトヨタヴォルツ(絶版)。時代を先取りしすぎた「ステーションワゴンとSUVの融合」というコンセプト。GMとの共同開発車で、日本では不人気でした。5年落ちくらいで新車時の約半分、100万円ほどで十分狙えます。ラゲージボードはプラスチック製なので、汚れを拭き取りやすくしています。シートアレンジも多彩ですし、ウィンタースポーツにはもってこい。ただ、デザインが意識的にスポーティなのと、不人気車ゆえの下取り価格がネックでしょう。

第9位は日産エクストレイル(現行)。いわゆるテッパンです。クロカンのイイとこ取りをし、徹底的なマーケティング調査により生まれた初代のキープコンセプトです。防水加工されたシートや撥水加工されたラゲージボードは、どんなアウトドアアクティビティにもうってつけ。初代に比べると走りに磨きがかかり、ちょっと大人で上質感も味わえるんです。人気モデルであること、そして初代も依然人気があることから、下取り価格がなかなか下がりません。

第8位は三菱デリカD:5(現行)。3列シートで8人乗車が可能ですから、大勢でワイワイ雪山に出向くことができます。最低地上高がしっかり確保されていますから、未舗装の道で岩に当たる危険性も激減。三菱アウトランダー譲りの走破性を、ミニバンというカタチで楽しめる車です。一連の三菱車リコール問題が尾を引いているのか、いまだに敬遠されがち。だからこそ、安値で流通しているんです。コストパフォーマンスを考えれば、イチオシとさえ言えます。

第7位はジープラングラー(旧型)。"ランボー"級のワイルドな雰囲気を演出するに、ぴったりな一台です。オフロード性能は抜群ですが、その分、舗装路での乗り心地の古さ(悪さ)には驚かされることでしょう。一緒に乗る人がワイルドさを個性として楽しんでくれるか否かで、評価は大きく異なります。草食系男子が増えているなか、これほどワイルドな車に乗ること自体、粋だと思います。万が一、女性が運転したら、どんな男も惚れてしまうことでしょう。

第6位はランドローバーレンジローバー(旧型)。優雅にウィンタースポーツを楽しみたい人に、オススメします。"砂漠のロールスロイス"と揶揄されてきたレンジローバー、今となっては古臭い部分も否めません。しかし、いつの間にかアンティーク感覚の味わいが醸し出されています。100万円以内で狙って、100万円分のリフレッシュ(足回り、インテリアなど)を施せば、それはそれは立派な車に仕上がることでしょう。オフロード性能は伊達ではありません。

フォトコレクション

写真:第10位:トヨタヴォルツ(絶版)|なんでもベスト10

第10位:トヨタヴォルツ(絶版)

写真:第9位:日産エクストレイル(現行)|なんでもベスト10

第9位:日産エクストレイル(現行)

写真:第8位:三菱デリカD:5(現行)|なんでもベスト10

第8位:三菱デリカD:5(現行)

写真:第7位:ジープラングラー(旧型)|なんでもベスト10

第7位:ジープラングラー(旧型)

写真:第6位:ランドローバーレンジローバー(旧型)|なんでもベスト10

第6位:ランドローバーレンジローバー(旧型)

Report / 古賀 貴司